こんにちは。
ニュージーランドゴルフナビゲーターのきょうじです。
ひょんなことから、僕が日本で勤めていた旅行会社が主催するグループが、北島オークランドにやってくることを知りました。
そのグループをまとめる添乗員さんの名前を聞いて、びっくり!
聞き覚えがあるその名前は、自分が勤めていた営業所の上司でした。
会いたい、でも16年ぶり。覚えてくださっているかどうかも分からない、まして業務中に迷惑になるのも困る。。。
しかし、紹介してくださった方のお誘いも受けることができ、ツアーがフリータイムになる時間を見計らって、上司に会いに行くことにしました。
そして、対面!
わずかではありましたが、涙が出るほどうれしい、至福の時間でした。
◇
社会人になって間もない20代前半、憧れだった旅行会社で働いていることがうれしくて、夜遅くまで旅行の企画を立てる毎日でした。
一般旅行業取扱主任者(現、総合旅行業務取扱主任者)の資格を持っていた私でしたが、旅行業の実務経験はゼロ。新米だった僕は、先輩や上司の営業や添乗に同行して、知識や経験を増やしていっていました。
団体旅行を専門とする営業所であったので、旅行企画は、社員旅行向けであったり、地域のグループ旅行向け。初めての海外添乗は、韓国ソウル。その後、1998年には、サッカー日本代表が出場するフランスワールドカップ添乗も経験しました。
いろいろな方との出会い、いろいろな場所への訪問を通じて、いろいろな体験を重ねていた僕ですが、何も知らない僕に、韓国ソウル添乗に連れて行ってくれたり、フランスワールドカップ添乗のために、レクチャーをしてくれたのが、その上司でした。
お客様に対しても言うべきことはきちんと伝える、ちょっと強面に見えるところもありますが、人情に厚く、部下に優しい上司でした。昇進して、別の営業所の所長になられてから話す機会が減ってしましたが、旅行会社とは何かと、添乗員の役割は何かと、原点から僕に教えてくださった方であります。
◇
いざ、対面。
遠くからでもすぐ分かる風貌。
こみ上げてくる涙を抑えるのに必死でした。
紹介してくださった方があらかじめ伝えてくださっていたこともあり、僕に気づく所長。
「まさか、こんなところで佐井くんに会えるとはね!」
白い髪が少し増えた気がしますが、16年前、毎日のように見せてくれていた笑顔、そしてその時と同じゆったりとした話し方は、まったく変わっていませんでした。
当時を懐かしんだり、お世話になった多くの先輩が各営業所の所長になられていることを聞いたり、現在の旅行業界の話をしたり、日本の旅行業界の事情を教えてくださったり、貴重な時間でした。
普段僕が考えていることを相談することもできたのですが、あの頃と同じように、理解を示してくださったり、アドバイスをくださったりしました。
聞かせてくださった、日本から見た旅行先ニュージーランドのイメージは、僕が提案しているゴルフツアーの改善にも、役立つものとなりそうです。
◇
よく聞くと上司はこのグループの添乗に来ない可能性もあったそうです。そして、このグループの企画が以前勤めていた旅行会社と僕が知ったのもほんの偶然です。
偶然が重なって迎えられた16年ぶりの再会。一瞬のご縁とこの時間を取り計らってくださった方に感謝です。
「佐井くんが、海外でがんばっている姿を見られてうれしいよ!」
見送ってくださる上司の笑顔が、僕への大きなエールとなっています!
きょうじ
あなたのニュージーランドゴルフ旅行、引き受けます!
http://www.nzgolfcourse.com/
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