『海外就職できるかどうか不安』『帰国した際の再就職も不安』だから踏み切れない方に | ニュージーランド留学と海外生活ブログ ~ 一度は日本から出てみよう
親や学校に言われるまま懸命に勉強し、世間や組織に従順な『マジメないい子』『良い人』ほど自分のあり方に迷い、「不安」を口にする時代な気がします。

未来予測は困難ですから将来に不安があって当たり前、平然としていたらよほどの鈍感か大物かアホなのも事実ですが。

しかし、冒険家こそ石橋を叩いても簡単に渡らないに違いない。あの植村直己さんも「臆病こそが冒険家の条件である」というようなことを仰っていたと思います。


大切なのは、その石橋の向こう側にリスクを冒してでも行ってみたい何かがあるかどうか。

それがない人、それがわからない人は石橋を渡る必要はないし、対岸なんぞ気にせず、こちら側でじっとしてるのが正しい選択かもしれません。浮気は痛い目に遭います。

ただ、不安がなくならないのはいつも正しいか間違ってるかという受験的○×でしか考えないからであって、正解なんかないしそもそも不安が消えるなんてことはあり得ない。という境地に至るだけで逆に不安がエンジンにもなるのです。
 
 
海外に住みたい、生活したいという思いも同じ。そこに正解や答えなんかない。

条件が整ったら行くとか、お金が貯まったら行くとか、不安が軽減したら考えるとか、可能性があるなら行く・・・という時点で可能性は乏しい。その発想では『できない理由』しか見つけられないからです。

渡航後の仕事。万が一、意に沿わずNZから帰国することになった時の再就職。
確かに不安だと思います。自分自身、今から違う国へ行くと想像したら不安満タンです。

でも、スポーツをやっていて、負けそうだな、と思ったらやらないのが正解か?
負けるかもしれない試合や勝負は無価値だといえるか?
失敗や挫折には価値はないのか?成功って何だよ・・・?

と、ここまで自問自答して行動するのがいいでしょうね。ただ心のままに失敗や敗北を恐れても委縮や緊張のせいでそのリスクが増すだけですから。


移住も留学も、人間のやることなんて何事もうまく行くなんてことは、まずあり得ない。
誰かが勝てば誰かが負ける。起業したって大半は失敗する。
日本に溢れる【ママ起業ブーム】とか、もー胡散臭いことこの上ない。

必ず誰かが負ける、挫折する、失敗する、しかもその確率の方がずっと高い現実の中で、ただ勝てばいい負けたらダメというわけじゃないことはオトナなら経験してるはずです。

著者も石橋を叩きまくります。むしろ渡らないことが多い。
ただし『渡った先に行きたいかどうか』を最優先に考えます。石橋は目的ではないし重要でもないから。

未来がどうなるかもしわかったら生きていく動機を失うに違いない。
自分の寿命知ったらメンタルがかなりヤバくなると思いませんはてなマーク

処女童貞の子供時代から結婚相手がわかっていたら出会いを楽しみに思えますかね汗ゾッとする。


仕事柄、たびたび以下のような質問を受けます;
 
学生ビザで働けるというが、どう仕事を探すのか
学生ビザで渡航した人は、どういう仕事に就くのか
現地の専門学校や就職活動で、自分の学歴や職歴に沿ったものを探す方が良いか

こういうご質問に『業者』としてお答えするのは難しくはありません。
ある程度は傾向はあるし統計的データもなくはない。一般論化するなら可能です。

でも正解はないと思って聞いてください。最終的な答えはご自身の中にあるからです。

価値観とか、好みとか時には人生哲学的な観点で当事者がどう考えるかが最重要です。 
どうすればいいかなんて他人は安易に答えられないし、答えたら単なるセールスか宗教勧誘です。

まずご自身がどうしたいのか言葉にできるようになってから相談したりアドバイスを受けるのが順序であり、成功の法則です。ゼロからではなく、少なくとも自分はこうしたいというコアな部分を決めたうえで意見を求めた方が時間の無駄がない。

もし、今が社畜的人生だと思うなら、嫌と言いながらそこに依存してることそのものがその現状を作り上げてるので、まずはそこから脱却するしかない。そこを決断してからの話です。

海外移住して帰国したが最高だったなあ、という人がいれば、移住して仕事が見つかってても文句や妬みばかり言ってる人もいるでしょう。最初にご自身が望む方向性だけはある程度明らかにしましょう。
 
 
「永住権が取れるなら行きます」とか、「就職できる学校があるなら行きます」のような生命力の片鱗も感じない発想の人は本当にやめた方がいいです。

未来が見通せず不安だと踏み切れないなら早々に断念しましょう。
優等生的で受験勉強的な、正解以外はダメだ発想では海外の多様性には対抗できないからです。そんな正論通じない。NZのような先進国でも。日本の受験世界のように正解かどうかより重要なことが多いからです。


本気で方向転換を図ろうとしたり自分自身を変えたい人でも、自分と同じような考え方や行動パターンの人間しかいない場所にいたら、ちょっとやそっとじゃ死ぬまで変われないでしょう。
 
不安のない生き方なんかないし、不安があるから新しいことに挑戦する意欲も湧きます。
不安を消そうとするのではなく、不安をエンジンにするしかないと思います。


個別相談の日程や詳細に関しては、どうぞお気軽にお問合せください。
NZ移住留学デスク : info@nzijuryugaku.com

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