<<ブログ 294>>
『組織』=二人以上の人の集まり(by入道)
学校・会社等「すべての組織」そして「社会」を
活き活きと楽しい「組織」としていくために
必要な「3つの項目」
① 上位者・先輩者の不言実行ないし有言実行
不言実行、有言実行している人を組織の上位者に
② 組織の個々人が「自分らしさ」を発揮すること
③ 今、現実が「AU」の状況となっているかを常
に意識すること
挿絵は田中拓馬画伯 画
~私の変わらない想い~ by 入道
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今回も浦和&秋葉原を基地として世界に向けての羽ばたきを
されている私の年の離れた友達 画家の田中拓馬さんがご厚意で
素敵な挿絵を画いてくださいました。
拓馬さんのご厚意に深く感謝です。拓馬さんありがとうございます。
田中拓馬さんのウェブサイトも訪ねていただければと思います。
↓
http://www.takumatanaka.info/gallery-sushi-bar-series
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●「組織」とは何か。学問的に色々な定義が存在していますが、私自身は、もう42年前にもなってしまいますが初めて組織運営を委ねられて悩み悩みの中から、決して学問的ではないのですが「自分なりの定義」に行き着いており、現在でも全く変わっておりません。
★「組織とは二人以上の人の集まり」のこと。これが組織に対する私の定義になります。
●この想いからしますと友達との関係そして家庭、地域、保育園、学校・・・会社・・・そして社会。これらの全てが「組織」となります。「組織」なのです。
●そして私自身が課長代理・課長・次長そして部長、取締役、常務取締役、専務取締役、代表取締役社長、会長と実際に「組織のマネジメント」「組織運営」に携わらせていただいていた「31年間」、変わらずに「自分用のものさし」として用いていた「考え方」「想い」があります。
●それは28歳でR社で課長代理として最初の役職を委ねられた時に「課長代理って何をしたらいいんだ」「仲間(メンバー)」とどう接すればいいのか」「組織マネジメントって何なのか」・・・・悩み悩んで行き着いた「一つの言葉」があります。
●その「言葉」は経営的に学問的に言われている「管理」ではなく、単純な『支援』と言う言葉でした。
★「支援」。 この時から私はこの言葉にこだわりを持ち続けています。
★「支援」を別の言葉で私なりに表現するならそれは「助け助けられ」となります。
★「支援」は一方的ではない、のです。「相互」の関係なんです。だから「助け助けられ」となります。年齢とか経験は関係ありません、入社歴、出身学校、性別そんなものには関係なく「ひとり一人が「できること」で「助け助けられ」の関係を形成していく「組織」にしたい、していきたい、とずっとずっと強く想い、動き続けていました。(います)
挿絵は田中拓馬画伯 画
●そんな私自身の「想い」から一番大きな組織、「社会」を見渡しますと「助け助けられの組織にはなっていない」「支援社会になっていない」そう正直に感じています。
●これまでもブログに何度も書いてきていることですが、「にんげんはだれでもひとりで生きていくことのできない弱い動物」「だから、にんげんは群れ・集団を形成して生きて行く」「その群れ・集団、それが社会」。だから!!!「社会のあたりまえ」それは「助け助けられ」なのだ、そう想うのです。
●日本と言う「国」を「そんな社会の国に」「ひとり一人が活き活きと楽しい一日を重ねている国」・・・そんな「社会」にしていきたい、本気の変わらない想いです。私には「国」は無理だから自分に委ねられた組織、会社を「助け助けられの組織」としていく動きをしてきました。
●では、いろいろな組織・・・地域、学校、会社・・・社会の中で「支援状態=助け助けられの状態」を構築していくためにはどうしたらいいのか、何が必要なのでしょうか。
★私は冒頭タイトルにも記しましたように『「3つの項目」を「満たすこと」』だと、考え実践し続けてきました(きています)。
◆では、その「3つの項目」とは。
①上位者・先輩者の不言実行ないし有言実行
不言実行ないし有言実行の人物を組織の上位者とすること
組織の上位者が、組織の先輩者たちが組織の人達の「手本」「見本」「目指したい人」「なりたい人」であることが一番簡単な必要条件であると思います。
逆に毎回毎回、言うことはもっともなことを口にするくせに、その人自身はその動きをしていない、できていない・・・・その上司の言動を見るとどうもあの人は「口と心と身体が別々」に存在しているみたい・・・こうであっては絶対にいけません。絶対にダメなのです。
② 個々人が遠慮することなく「自分らしさ」を発揮すること、発揮させること。
生きることは言い切ってしまえば「いつも「にんげん対にんげん」です。自分と言うにんげんを知ってもらうと同時に相手と言うにんげんを知る動き、この両方の動きが必要です。
なかなか自分をわかってもらえない・・・愚痴ってばかりしていても何も変わりません。
それぞれの人間、ひとり一人が「自分らしさ」を発揮することで「助けられ」の関係が出来上がる、のです。
言い換えれば、会社組織の「評価」で良く見かける「あの人は『これができていない』」「あれがまだできない」・・・・「できないことを探す」のではなく「ひとり一人のできることを探しだして更に増幅させていってあげる」、そんな動きが言ってみれば役職者・組織上位者の「役割」なのです。私の「信念」でもあります。
それぞれの人間が自分「らしさ」を発揮し合う(できることの組み合わせ)ことが組織活性化の一番の早道、そう想いませんでしょうか。
③ 「AU」を常に意識し続けること
私の「想い」そのものかも知れません。
挿絵は田中拓馬画伯 画
「AU」は「あう」「合う」です。
下の言葉の「左右」を眺めてください。
愛する ⇒ 愛しAU ⇒ 愛し合う
喜ぶ ⇒ 喜びAU ⇒ 喜び合う
感じる ⇒ 感じAU ⇒ 感じ合う
教える ⇒ 教えAU ⇒ 教え合う
わかる ⇒ わかりAU ⇒ わかり合う
分ける ⇒ 分けAU ⇒ 分け合う
信じる ⇒ 信じAU ⇒ 信じ合う
頑張る ⇒ 頑張りAU ⇒ 頑張り合う
助ける ⇒ 助けAU ⇒ 助け合う
励ます ⇒ 励ましAU ⇒ 励まし合う
報せる ⇒ 報せAU ⇒ 報せ合う
学ぶ ⇒ 学びAU ⇒ 学び合う
成長する⇒ 成長しAU ⇒ 成長し合う
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あなたにとって上の言葉の左と右・・・・どちらの状態が楽しいと感じますでしょうか。
私は完全に右の「AU」「あう」のついている言葉の状態の実現を追求し続けてきています。
左側の言葉たちの「動き」は『相手の存在そして相手の心に無関係」に「自分一人で勝手にできること」です。
しかし・・・・「AU」「あう」の二文字がついた状況の実現のためには「必ず」「自分以外の『人間』の存在」が、そして「自分と相手の『心の状態』が一緒」と言うことが条件になってくる、そんなことから私はこの「AU」「あう」のたった二文字が「組織運営の『根本』」を表す言葉なのだと想い続けて42年・・・・いかがでしょうか。
◆自分一人でできること、例えば「愛する」に「AU」「あう」の二文字を付け加えると「愛し合う」となり、そのとたんに「自分一人ではできない」「自分本位では実現できない」・・・・「相手の人も自分と同じ『想い』『心』』気持ち』」にならなければ実現できない、となります。
★そんなことから私は自分を振り返る時に「今これまでに自分のとった言動」を心に思い浮かべながら、自分の言動が相手の人達にとって「AU」「あう」の状態であったのかどうかを自己問答していきます。
★「AU」「あう」。ちょっとオットセイの鳴き声のようですが、この二つの「文字」のもっている意味って人間社会においての、ありとあらゆる組織において・・・・とってもとっても大切な気づきを与えてくれる言葉である、そう想っています。
●「組織は『AU・あう』の欠如によって崩壊する」
挿絵は田中拓馬画伯 画
私自身の強い想いであり、今まで関わらせていただいた全ての組織で語り続けそしてやり続けてきていること、です。
組織がいつも「あう・AU」の状況にあれば、組織として突発的にヤバイ・マズイ状態に陥ったとしても、きっと組織構成員のひとり一人の「心の結集」を前提としての「ひとり一人の『力(ちから)』」(=ひとり一人のできること)の「結集」によってそのヤバイ・マズイ状態から抜け出すことはできる、きっと抜け出せる、のです。
今回も最終行にまでお眼を進めていただきまして
ありがとうございます。
先の参議院議員選挙・・・
日本をこうしていく、日本人はこうありたい
そういった議論はほとんどなく
いきなりの各論にたいする賛否ばかり・・・
立候補された先生方が
日本の国民みなさんと「想いを通じAU」
そんな選挙活動になっていない・・・・
そんな「投票」にもなっていない
素直にそう感じてしまいました。
国も組織・・・
改めて組織の「あたりまえ」から考えていただきたい
そうしないとこの国、日本はおかしくなる(モットオカシクナル)
「人の心不在の国」?になってしまうのかも・・・
そんなヤバさを感じたりもしていました。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村道夫)