前回、書かせていただきました私の変わることの
ない「7つの経営基本方針」。
これと同時にどこの会社でも、私が経営を担当さ
せていただくこととなった時に「今一つ」変わること
なく必ずお願いし、一人ひとりを主体者として動い
ていただいた「動き・運動・活動」があります。
それは『スリム化活動』。

イラストはYahooイラスト無料より
企業も知らず知らず、無駄が企業体を覆い尽くす
ようなことになります。メタボ企業・メタボ組織にな
ってしまいます。
そんなことにならぬように、日常的に「スリム化」
を意識して日々、その動きを重ねていくことが肝
要である、との想いで私らしく「シャレ」でこの活動
を表現いたしました
3つの「ム」で『3ム=スリム(スリーム)』。
3つの「無」で『3無=スリム(スリー無)』。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなことを散りばめながら、組織・会社の役職
者向けに次のような文章を創り、私からも何度も
語らせていただいておりました・・・・。
絶え間ない
『スリム化活動』を
人・お金・時間・情報・・・
意識し続け気を付けないと
どんどん無駄が大きくなり
組織も肥大化してしまう
そうならないための動き、
それが「スリム化」活動
by入道
★たくさんの『スリム化』。
●その活動の対象は「3つのM(スリーム)」。
MAN/MONEY/MINUTE
イラストはYahooイラスト無料より
●人の動き。お金の動きそして時の動き。
☆そしてその「チェックポイント」は「3つのむ」×3。
これも「スリーム」=スリム。
①「3ム」 ムリ/ムダ/ムラ
②「3無-1」 無計画/無意味/無秩序
③「3無-2」 無意識/無自覚/無関心
●社内で配布している、氾濫している書類や資
料に「価格・定価・売値」をつけたらどうでろうか。
「2000円」もかかっているの、そんならいらない
よ」なんて会話が交わされている職場風景がい
いな・・。
●ただならもらう、黙ってもらう、ファイルはするけ
れど二度とみない・・・。
有料意識・有償意識、コスト意識の欠如である。
どでかい無駄が至るところに存在している。
☆みんなで毎日毎日「これまでをあたりまえ」とす
ることなく「もっと違うやり方はないのか」「これは
本当にいるのか」などの疑問を持ち、その疑問を
「これから」に活かして欲しい。
☆ちっちゃな変化の積み重ね。これがイノベーショ
ン。だからちっちゃな変化ができない組織・会社が
イノベーションなんてできるはずはない。
●何かをやろうとする時には常に「5つのアウトプッ
ト」の物差しを持つ。物差しをもとう。
①それは量を増やすのか。
②それは価値を増やすのか。
③それは時間の節約となるのか。
④それは組織で一緒に働く仲間の負担・疲労を
軽減するのか。
⑤それはお客さま・一緒に働く仲間そして組織・
会社に関係する全ての人たちの満足を高め
全ての人たちを笑顔にするのか。
これが私の掲げる「5つのものさし」。
●インセンティブ、金銭的刺激で業績を上げること
は一時的に成功しても持続継続性には乏しい
と想う。金銭はあくまで評価の裏付けであるべ
き、だ。
認める・称える・報いる
イラストはYahooイラスト無料より
●組織・職場の仲間(メンバー)に対して叱るには
勇気を持たなければできない。そして叱る場合
には激励を忘れては絶対にダメ。誉めるのは
過去の動きに対してであり、叱るのは「将来に
反省を活かしていく行為」なのだから。
●組織・会社の仲間(メンバー)のマナー・接遇・
動きは精神的訓話では絶対に良くはならない。
指導者が身を持って示すこと。
そして仕事に誇りを持てるようにすることだ。
●メンバーは上司の姿をみて、良くも悪くも育って
いく。向上心のない上司にいくら詰め込まれたと
ころで日頃、その上司を見ているメンバーの心に
は入ってはいかない。
メンバーの自己啓発を促すもの、それは何よりも
上に立つ上司のチャレンジ゛し続けている姿に他
ならない。
●メンバーができないでいる、何が原因なのかを
突きとめなければダメだ。
おそらくできない原因は「4つの無い」に絞られる
と考えている。
①知らない(知識不足)
②できない(技術不足)
③気がない(無関心・無気力)
④やらない(無意欲)
●上の「4つの無い」。これを逆転させると「勉強」「努
力」の方向となってくる。
①知る(勉強する)
②できるようになる(経験する)
③気を持つ(関心を持つ)
④やる(まずやってみる勇気)
◆自分いる間に結実した全てを美味しくいただい
ては絶対に駄目だ。
美味しい果実を全て摘みとって食ってしまったら
来年、明日咲く花・実りがなくなってしまう。
将来・未来に備えて、やるべきことをやった上で
の利益でなければ本当の利益とは言えない
のだ。
●私が上司のありがたみを感じたのは「本当に自
分が困り切っている、そんな時に何気なくそっと
ちょっとだけサポートしてくれた」時である。
◆「上司」として必要な6つのこと。
①健康であること。
②先ず会社(組織=メンバー・お客さま)を考
える
③トップと想いが一致している。
④大局観をもっていること。
⑤行動的であり、自分で締めができること。
⑥すべてにおいて「きれい」であること。
清潔・お金の使い方・生き方・・
◆そして経営層に常に必要な「3つのこと」。
①絶えず問題意識を持ち続けること。
~今に満足しない。
②変化に対応するのはもちろん、変化その
ものを自ら呼び起こしていくこと。
~変化への挑戦の勇気
勇気を持って変化へ挑戦~
③思いやりのある人間であること。
~自分に厳しく他人(ひと)に優しい~
●厳しくそして優しく鍛えることによって人は育つ。
船が動けば波がおこる。動があれば反動もある、
人間として正しい立場からの言動であるならば、
一時的には悪と思われても意に介さぬほどで
ありたい。
◆入り口だけを作って出口のない勉強は、
知識過剰(インプット過剰)で身動きができなく
なる。
「3つの切る」をものさしとして用いよう。
①思い切る
古いもの・これまで・・・・
②踏み切る
新しいこと・初めてのこと・・
③割り切る
合理的に。但し人間とシテを忘れるな。
インプットはアウトプットのためにあるもの、な
のだから。
●効率化活動は上から下まで組織全体で行わな
ければ効果はあがらない。なぜなら、お金・時間・
人の無駄は組織のあらゆるところで発生する、
のだから。
☆自社の「現状あるがままの姿」を先ずきちんと認
識していなくては経営者にはなれない。経営者に
はなってはいけない。現状のあるがまま、の姿の
認識が不十分であればあるべき姿への改善の
プロセスで挫折・失敗してしまう。
★あってはならない「4つの淀み」。
①人の淀み
②物の淀み
③金の淀み
④情報の淀み
淀んでいる、淀みのある会社・組織は
破たんに向かう・・。
↓
そうならないためにも!!!
◆絶え間ない「スリム化活動」をやり続ける。
◆スリム化の対象は「3つのM」(すりむ)
MAN 人
MONEY 金
MINUTE 時
そしてチェックに用いるのは「3つのむ×3」
3ム
ムリ・ムダ・ムラ
3無-1
無計画・無意味・無秩序
3無-2
無意識・無自覚・無関心
今回も最終行にまでお目を進めていただきまして
ありがとうございます。
今回、書かせていただきました「スリム化活動」
この動きもリクルート事件対応から
私の心に生まれ、最初に提示、動いてもらったのは
リクルート。
それ以降、経営を担当させていただいた
全ての会社でこの動きを
経常的な動きとしていただきました。
企業・組織の「肥満」はにんげんと異なり
意識し続けていないと
それがわからない、そう想います。
なぜなら
企業・組織が肥満状態であると
自分が楽、特に上位者が楽。
新しいチャレンジをすることなく
「昨日までの経験で」「今日を食べていける」のですから。
これでは企業・組織が
活き活きと次の成長に向かうことはできません。
人も組織・会社も
やはり「スリム」がいいな、
改めてそう感じています。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村 道夫)




