前回、採用とは「仲間」に加わってもらう人との
出会いの場、と書かせていただきました。
私はずっと「採ってやる」「採用する」の気持ちを
持ってはいませんでした。
そして、採用を担当する仲間にもそのことはお願
いし続けておりました。
「採ってやる」「採用してやる」ではなく
全く?逆で「仲間に入ってもいい」と「想い」を持っ
ていただく人に「仲間」に加わっていただくため
「その方(応募してきていただいた人)にこの人と仕
事してもいいな、したいな、と決断していただく
ための場」と想い、会社と言う組織のリーダー、
社長として自分の「明日への想い」を語らせて
いただいておりました。
採用試験を受けにきてくださった人たちに「気づ
いてもらい」「仲間になっていただく」、
ですから結構、社長である私の方が緊張して
その場にいたように思います。
なぜ、新しい仲間にきていただくのか(採用す
るのか)、それは「描いている明日」が今の仲
間だけでは実現できない、だから新しい人に
仲間に加わっていただく」、だから「目指して
いる状態そしてどんなことに手助けをしてもら
いたいのか」をトップ自らが語るのは「あたりま
え」、私は単純にそう想うのです。
ところで
組織、会社って何なのでしょうか。
組織論とか学問的な研究は世の中に沢山存在し
ていますが難しすぎます、そして学問的すぎて「ひ
とり一人の人間を主役にしていない」、
私の想いです。
YAHOOイラスト無料より
頭で学問的に考えるのではなく、会社のトップ、
社長として心で組織・会社を感じるとすごく
解りやすくなりました。
今回はそんな「私の想い」を書かせていただこう
と思います。
かつて自分自身への投げかけ言葉<26>
組織・会社って何?
なぜ、たくさんの人たちで
構成していくのか
会社って、組織って何なのだろうか?
組織のトップに自分を置いてみるとひとつの
想いが浮かびあがってきました。
単純です。
『自分一人では無理だから、一緒にやってもら
う人に仲間になっていただく』
これで組織が出来上がってきます。
会社で考えてみましょう。
創業者は先ず、自分で動きをとります。
自分でいろいろとやっていきます。
登記上の「会社」ではなく実態をみれば、個人
事業、です。
やがて・・・・
お客さまが増えた、あるいは自分一人では一日
24時間では自分一人ではやるべきことができ
なくなってきた・・・・
そんな時に「新しい仲間」にきてもらう、と言う
動きになります。
そんなことを思い浮かべ、組織・会社を
私なりに次のように勝手に定義づけいた
しました。
トップ(社長)自らの『想い』の実現が
自ら(社長)ひとりでは不可能な時に
その(社長)「想い」に共感し、
その(社長)の「想いの実現」を
サポートしてくれる人たちと
自分(社長)との集まり
トップ(社長)は組織・会社をこのように考える
ことが大切なことだと私は感じ続け、実践し続け
てきておりました。
社員、従業員の言葉で表される人たちは、貴
方(社長)を助けてくれている人たちなんです。
貴方の想いを実現していくことに身体と頭、そし
て心に沢山の汗を毎日流してくれている人たち
なのです。
そんな想いで毎日、会社の仲間と接しませんか。
そうすれば自然に「ありがとうございます」の言葉
を社員・従業員のみなさんに口にできるのでは。
そんな想いで組織、会社を私なりの表し方をしま
すと次のようになります。
会社=組織=Σ(個人)=Σ(人)
たくさんのいろいろな人が集まって組織が形成
されていきます。
沢山の人たちの心をまとめてひとつの方向に
動いていただくために必要なのが「トップの想
い」です。
会社の「明日への物語」です。
いつも明日への物語を語れるトップでありたい、
と思います。
私の言葉でいいますと
『今日のしんどさの向こうに何があるのか』を共
有していく、ことになります。
組織を構成する人は一人一人異なる特性を持っ
た人たちです。
私の言い表しですと
組織=Σ(個人)=Σ(Ⅰ)となります。
ひとり一人をどのようにして主役・主体者として
動いていただけるのかを考えればいいのだと思
い続けてきています。
ちょっとダジャレ的になりますが上記の式から
私は「組織はⅠ(アイ)がたくさん」でできあがっ
ていることから
「組織はたくさんの愛が必要」としています。
この場合の愛は思いやり、お互いがお互いを
思いやる、愛となります。
こんな想いはいかがでしょうか。
世のなかに
組織を学問的にまとめている書籍はたくさんあり
ますが私の想いにはピントきません。
私の想う組織を敢えて学問的?に現そうとすると
「逆三角形」「逆ピラミッド」型となります。
一般的に組織の上に社長がいて・・・上位者が
上位にいて役職・社歴順に三角形(ピラミッド)
で現されてして、上位者の役割は「管理・指示・
指導」となります。
私の想う組織は違います。
前記しましたように「逆」なんです。
上にお客さまと実際に接する人たちがいて、下に
社歴の長い人・役職者を置きます。
社長は逆三角形の一番下、にいます。
上位者・役職者・社長の役割は「支援・サポート」
とします。
お客さまに接する現場の人たちが心に迷いな
く仕事できるように「助けていく」「支援していく」
これが上位者・役職者の役割、なんです。
図をみていただければ明らかなように、社長が
サポートする人たちが最大となります。
社長は会社のすべての人たちのサポート・支援
をしていくことになります。
社長は全社員のサポート・支援できなければいけ
ない、
これが私の考え方です。
大変、なんです。
だから!!会社で一番大きな報酬額なんです。
次が取締役で次が部長、そして次長、課長・・・。
実がこうなっていれば誰も文句は言わないと
想うのですかいかがでしょうか。
そして!!
サポート・支援ができる人を役職者・上位者、
社長にすればいいのです。
そして課とか部・・・・組織の中でも全く同じでなけ
ればおかしいな、と思っています。
単純な表現をします。
仮に5人の組織であれば「一人がほかの4人に
助けてもらえ」「1人が他の4人を助ける」、
「助け助けられ」でなければ私は組織を形成する
意味なし、と思うのです。
『ひとりでできないことも
みんながいてくれるからできる』
これが組織なのではないのでしょうか。
Yes,We Canなんです。
この言葉の後ろには何があるのでしょうか。
簡単なんです。
素直になればいい、んです。そしたら誰かが
助けくれる、です。
素直・・・・・それは
『I Can not』です。「私ひとりじゃできない、
お願いがあります。助けていただけませんか」
この心があればいいのだと思います。
この方が「楽(らく)」ですし、「楽しい」です。
お客さまは仮に10人の組織(会社)と取引をす
るとした時に10人全員と会って取引するかどう
かを決めるのではありません。
多分、一人とか二人、せいぜい三人程度の人
に会って感じて心で「その会社がいいかどうか」
を決める、のです。
と、すれば
10人の会社であれば「10人全員が人間味」を
持った人であれば誰が会ったとしても大丈夫、
ですよね。
「人間味」は「人間らしさ」。
「人間らしさ」・・・・・・それは難しくなく、「1人ひとり
の人間は弱い存在。だからお互いが助け助けら
れ」の心をあたりまえに持った人では、と私は
思います。
今回も最終行にまでお目を進めていただきまして
ありがとうございます!!
私がブログを書き始めましたのが
2011年1月12日で
丸3年経ってこの回が「152回目の更新」でした・・・。
ありがとうございます。
さて、今回のテーマは「組織」
私は世の中、
組織を難しく考えすぎ、難しく捉え過ぎなのではと
ずっと想い続けています。
私の想いはすごく単純。
「ひとりじゃできないから群れをつくる」
この群れが組織です。
家庭も近隣も、会社も
そして課も部も部門も、更に社会も組織であり
いずれも同じ
「ひとりじゃできないこともみんなとならできる」
この実現のために組織は形成されているんだ、と
想うのです。
頭で賢く難しく考え言葉を連ねるのではなく
根っこにもどって?
心で感じればいいのに、と思います。
「優しく易しく」です。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道 (入村道夫)







