前回そして前々回と知らず知らずのうちに人間の
心を支配してしまう二つの国、「ダカラ王国」そし
て「ジャナイモン王国」について記しました。
この二つの国はとてもとても古い国で、人間が群れ
集団を形成して生活し始めると多分、同時に誕生し
おそらくすぐに人間の心への侵略を始めた国。
実はこの二つの国には歴史ではとてもとても適わな
い、正確には誰もわからないのですが、建国はつい
この間、20世紀も後半になってできた前2つの国
に負けるどころか、一気に人間の人生の時間と更
に生き方そのものに侵略している新興王国があ
ります。
ご存知でしょうか。意識されていますでしょうか。
この国もダカラ王国、ジャナイモン王国と同じく地図
上には存在しない国、です。
今回は、もっとも人間の生き方時代を変えてしまい
かねない恐ろしい国のことを書いてきたいと思いま
す。
その国の名は「イット国」。若い「イット王」が王様
今頃になって実はこの国の名前、王様の名前が
間違っていることがわかり始めました。
イット王、イット王国と名付けたのは日本の某氏な
のですが、単純にアルファベット文字(英語)「IT」
を「イット」と読んでしまったのです。
一面正しいのですが、「IT」とは略語であり、単語の
「IT」とは違うことに気付かなかったようなのです。
お解り、ですよね。
ITはアイティ。インフォメーション・テクノロジーの略
語であることは・・・・。
でも名付けて既に数十年経過してしまっていますの
で王様の名前も国の名前も変えることはせずにその
まま、なのです。
イット王の武器は正に「IT」。だからイット王なのです
から。
でも・・・イット王、イット王国の武器である「IT」は
イット王が創りだしたもの、ではありません。
皮肉なことに!!攻められ続け心の多くのところを
侵略され始めている「人間自らが創りだしたも
の」なんです。
人間が生活を人生を豊かにするために創りだ
した「IT」が今、「イット王国」によって逆に人間
の時間の使い方とか、更に生き方そのものを
支配されつつある、のです。
いや、ですよね。怖いですよね。
でも、気づいていない人間が本当に多い、ので
す。
イット菌が心に侵入すると人々の生活は自分が
主役ではなくなり「IT」が主役、「IT」に従って?IT
に従属する生き方になってしまいます。
心が知らず知らずにMUSTになってしまうので
す。
仲間そして会社とか組織=社会から仲間はずれ
にされないためにはMUSTでやるしかない、
そして慣れてしまい
それが当たり前になってしまう・・・・。
・毎日、メールやりとりをしなくてはいけない
・毎日数時間はネットで情報確認をしないと
眠れない
・ツィッター、SNSは必ず毎日打ち込んで、また
同時に仲間のものを全て見て、「いいね」とか
の反応行動をしなくてはいけない
・ITでの仕事の設計がこうなっているのだから
人間がそれに合わせなくてはいけない
・眠る時にも枕元にスマホとか携帯を身近において
おかないと安心して眠れない
・家族との夏休み旅行の時もスマホとか携帯
ノートパソコンあるいはタブレットを持っていく
・外出の時にもスマホ・ノートパソコンあるいは
タブレット端末を常に持ち歩き電車の中とか
昼食食べながらでも頻繁にチェック・確認しないと
安心できない
・そしてそんな動きを強要される
・だから携帯用のITツールを忘れた時には何を
おいてでも取りに帰る
ここらあたりでとどめますがどこどこ出てきます。
ITは情報技術と直訳できますが私は具体的な
ふたつの組み合わせとして前から考えていま
イット王国の勢いを増すことになった=人間が
本来の人間らしい時間間隔、自然の生き方を
忘れる、いや捨てることになってしまったのは
本当に皮肉なことに「技術革新の下でもともと
は人間の生活を豊かにするべく開発された
コンピュータと通信なのです。
私はそう想い続けています。
単純、「使い方」を間違っている、野放しな使い
方が前記しましたように「人間の生活を豊かに
する手段」として人間が開発した「IT=コンピュ
ータ+通信」が手段ではなく目的に昇華して、
昇華させてしまい、その結果として「手段である
べきITが人間を飲み込み始めている」ことを
みんなが意識する時がきている、と感じてなりま
せん。
イット王に支配されちゃっている、のです。
主役は、主体は絶対に「人間」であるべき、です。
主役が人間だ、と言うことは人間が人間らしい
生活を重ねていける、と言うことだとも思います。
ITを野放しにするのでくなく
人間が統治ネコントロールするあたりまえの状
態に早くすることが必要だと感じてなりません。
メール、ブログ、ツィッター・MIXI・GREE・LINKEDLN・
フェイスブック等のSNS更に携帯メール、LINE・・スマ
ホ・・・・
対応するために、あしたのために眠る時間を割いて
・・・だからいつも眠い・・・。
とてもおかしくありませんでしょうか。
イット王にあなたの心、支配されてしまっていま
すよ。早く早く気づかないと!!!
人間をより人間らしくするためのIT活用
人間をより優しくしていくためにITをどこでどう
使っていくのか。
視点を変える時期に完全にきていると思うので
す。
いつまでもイット王に人間の心を支配されている
状況から人間を救い出していかないと本当におか
しな社会、おかしな世界になってしまうのでは・・・。
語り合いたければ会いに行けばいい、じゃない
会いに行く時間がなければ電話すればいいじゃ
ない
メール、SNS投稿することでコミュニケーション
をとっているとみんなが勘違いしていませんで
しょうか。
コンピュータと通信の結合でできあがっているIT
社会の特徴は
「24時間365日、時間と地域を跳び越えて、
いつでも誰とでも・・・」
これっていい、のでしょうか。
もちろん、ITがもたらしてくれた素敵な世界が
あることも解っているのですがあまりにも野放
し、なのでは。
IT、ネットの世界と現実がごちゃごちゃになって
しまう
IT世界でのゲームも大半は「如何にして自分が
勝つか」そのためには強烈な武器を手に入れ
て他者をやっつける・・・・
そしてそれを競い合う・・・
ネットゲームの世界の価値観が現実の世界に
も持ち込まれてきている・・・
そんなように感じることが多くなりつつあります。
人間としてやってはいけないことなのにIT、ネッ
トを使えばできる、だからやる、
これではいけないのだと思い続けています。
ものさしの目盛は上の図で言えば「横軸」の「人間
としてやるべきこと・やっていきたいこと」逆に
「人間としてやってはいけないこと」なのか、である
と私は信念として持ち続けてきています。
でも、現実はIT・ネットを使えば「できる」のか「でき
ない」のかをやるかやらないか、行動の物差しの
メモリにしている、と素直に感じています。
ダメ、なんです。
これでは。
「本来、人間としてやっちゃいけない」のに「でき
る」んだからやる、上の図の十字で仕切られた
左上のところが現在の社会の一面なのだ、と言
ってもいいのかもしれません。
野放しに「できるから自由にやらせる」・・・・
どこかに歯止めが必要なのでは。
そんなことを感じていると日本だけでなく全世界的
に新しい産業と言われている「金融ビジネス」。
為替取引、複雑な金融商品・・・
わたしの想いではこのビジネスが人間を、社会
を狂わせ始めたひとつの要因、なのでは、とも
感じ続けています。
単純に、IT、コンピュータと通信技術がなければ
存在しないビジネス、逆に言えばコンピュータと
通信が創りだした新しいビジネスともいえるのだ
となるのですが、私は「本当にビジネスなのだろう
か」の念をすてきれないところがあります。
人間が人間らしく生きていくことには関係ない、
のですから。
ビジネスと言われると?がついてしまうのですが
ゲームと言われればすごく納得します。
金融ゲーム。
私がそう想う、そう感じてしまう背景はすごく単純。
コンピュータと通信がなければできない金融ビ
ジネスにはPRODUCTそしてCREATEがないん
です。
決められたルールの世界で勝ち負けを競いあう
・・・・・・・・・・・・
ものすごくたくさんの人たちが、この世界に。
しかも
国を挙げて取り組んでもいる・・・・・
国力無視の為替
企業力無視の株価・・・・・
いつからこうなってしまったのでしょうか。
ゲーム参加者の思惑で、強いもの(=沢山お金を
持っている)の思惑で動いているのでは・・。
ちょっとテーマ外れてきていますので
このあたりでやめますが、本当にこれでいい、ので
しょうか。
IT活用、ITの使い方、用い方についての社会・国
、国際的な仕様方針あるいは利用者に対しての
教育が必要なのでは?とも感ずるのですがいかがで
しょうか。
方針そして教育の方向は難しく考え込むことなく、
単純に「にんげんらしく」、そのために「IT」をど
う用いていくのかを明確にしていけば、いいので
はと思います。
そして
ITの使い方を考え作り上げていくところに私は新し
いビジネスチャンスがあるのでは、とおぼろげで
すが感じ始めてきております。
ITを含めて「システム」。
システム社会とも言われてきていますが、では、
システムとは何なのでしょうか。
これもシステムをどう考えるのか、目的ではなく
ひとの生活・心を豊かにしていくためのひとつの
手段と位置付けて
その用い方を考えていかなければ、いけないと
も感じています。
でも・・・・・・
組織(会社・社会)では「システム化することを目的」
にしているケースがほとんど。
システム化することを目的としてしまうと、イット
王の思う壺にはまってしまいます。
人間がシステムに従わなければいけなくなって
しまう、のですから。
(過去にブログにも掲載しておりますので興味ある方は過去の
記事を訪ねてみてください)
いかがでしょうか。
お酒のみの人にとっての休肝日
働く人にとっての休日(日曜日)
・・・・
同じように
NOパソコンデーとかNOスマホDAYとか
イット王そしてイット菌から自らを遠ざける日・時を
意識して設けてみたら・・・・・・・・・・。
大丈夫、です。
一日ネットにさわらなくとも、SNSに対応しなく
とも・・・
絶対に死にはしませんから!!!!!!!!!!!!!!
今回も最終行までお眼を進めていただきまして
ありがとうございます。
パソコン、スマホ・・・ネット・・SNS・・・
道具であるIT製品に
人間の心が支配されている、と
感じてなりません。
依存症!!
ネットでやりとりしていないと不安で仕方ない
どんなに疲れていても眠くても
画面で確認し、
打ち込まないといけない、と思い込んでいる・・
イット王がばらまいたイット菌
一気に世界の人間の心を我が物にしてきています
完全に征服されてしまう前に
人間が自らの心を
自らの想いを武器に
その状況を破壊していかないと
おかしな明日になってしまうのでは・・・
そんなことをこれまたずっと感じ続けてきています。
気づいてよ、にんげん!!!!
気づけよ!にんげん!!!!
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村道夫)











