生きていくとき・働くとき、そして経営していくときに
必要な「7つのキーワードと28の気づき」の第3回目
となります。
●前2回、記させていただいた自分自身の明日へ
の「想い」が形成できてそのために自分の何をどう
変えていくのか(「変化」)について気づきが得られ
たら、その次に何が必要なのでしょうか。
●私は『挑戦』だと思っております。
●「挑戦」に必要なポイント・気づきを4つ示して
いきたいと思います。
(番号は前回からの連続番号となります)
9.挑戦は現状の延長なのではない。
新しいこと、今までにやっていないことを
してみることである。
10.主役・主体者は常に「自分」である。
11.挑戦とは考えることではない。
勇気を持って動く(行動する)ことである。
12.自己設定の目標を常に持ち続ける。
そして個人での絶え間のない
P-D-C-Aサイクルを。
(そのために)3人の自分を意識して存在
させる。
◆考える自分
◆行動する自分
◆考え行動する自分を客観的に見つめる
自分
●「挑戦」!!
●挑戦とは「いどむこと」「たちむかうこと」。
●では「何に対していどむのでしょうか」、「何に
対してたちむかう」のでしょうか。
★それは自分の「想い」に対してであり、自分の
「夢」に対してなのだと思います。
★自分自身の「ああありたい」「こうしたい」の
「WISH」を「実現していくために」「WISHを現
実化していくために」必要な動きが正に「挑戦」
なのです。
◆では、「挑戦」していくためには何が必要?
◆この答え・・・。
5つの英単語が私に気づきを与えてくれました。
◆5つの英単語は「4つのCHとひとつのCO」。
PINCH
CHANCE
CHANGE
CHALLENGE
そして
COURAGE
この5つの言葉です。
◆私の「気づき」「想い」を図式化?すると下のシー
トのようになります。
●『PINCHはCHACE』。世の中でも良く使われる
フレーズです。
★私が42年前に新卒としてリクルート(当時、日本
リクルートセンター)に入社したころから代表の江副
(浩正)さんが頻繁に用いていたフレーズでもありま
した。
★でも解説はしてくれません。
★「なんでPINCHはCHACEなのか」、「何のため
のCHANCE」なのか・・・。自分で考え続け、自分の
想いとして自分で定義づけをいたしました。
★その時に自分でわかり易く自分に提示したのが
上のシートでもあります。
◆PINCHはCHANCE。それは「CHANGE」の
ためのCHANCEなんです。過去から今までのやり
かたできているのでPINCHの状態になっているので
す。
◆だから、このPINCHを乗り越えていくためには「こ
れまでどうだったのか」ではなく「これからどうしてい
くのか」に心の置き場を変えていくことなんです。
◆そして、「CHANCE」をきちんと「CHANGE」に変
えていくために必要なのが挑戦、CHALLENGEな
のです。私はそう思いました。想い続けております。
★挑戦しなければ「変化」には至りません。
★この挑戦の動きを踏み出すために必要なもの、
それが「勇気」(COURAGE)なんです。
●だから、会社所属の時代、私は仲間に対して
いつもいつもこんな投げかけをし続けておりまし
た。
勇気を持って変化に挑戦!!!
変化への挑戦と勇気!!!!
●今日までを守っていくのが自分たちの役割、
ミッションではない。未来人の人たちのために「今
、自分たちが何を変えていくのか」この連続を心
にいつも置いておりました。
●そして、会社が変わったから自分たちも変わる、
こんな「待ちの姿勢では楽しくない」、同じ会社で汗す
る全員、一人一人が「変化の主役」「変化の主体
者はいつも『自分』」になって動きを重ねていくこと
ができる組織・会社そして社会になれば一挙に変
化、変革を重ねていける、これは私の実感でもあり
ます。
★今の会社、組織が楽しくないのなら『まず、今まで
の自分を変えていくことで自分が変わる」「自分を
変える」ことです。
★その動きの集合で組織が、会社が、そして社会が
変わっていく、のです。
自分を変える
↓
組織を変える
↓
会社を変える
↓
社会を変える
★変化の主体は「自分」とするべき、だと思います。
と、もすると世の中の多くの人は上と逆を期待して
ばかり・・・・正直にそう感じてもいます。
社会が変わる
↓
会社が変わる
↓
組織が変わる
↓
自分が変わる
●これじゃ、自分の存在価値がない、です。私は
そう思います。
★新しいことには挑戦し続けていきたい、挑戦させ
てあげたい、今でもそう思います。
★なぜ?簡単なんです。私の想いは。
◆「新しいやり方に挑戦して仮に失敗しても今よ
り悪くなることはない」だからやるべき、これが私
の変わらない想いなんです。
◆失敗したって「今までに戻ればいいだけ」なんで
す。だから、今よりは悪くならない、んです。
●延々と何度も何度も形ばかりの会議を重ねて考
え続けても「何も変わりません」。「何も変えられま
せん」。
●それだったら、あるところで会議する、会議に図
ることはやめにして上位者が自らの責任で「やって
みる」あるいはメンバーに「やらせてあげる」、
この動きにした方がはるかに時間もコストもかかり
ません。
◆一挙に、の動きに怖さを感ずるのであれば『途中
途中にたくさんのジャッジポイント』を設ければい
い、のです。
◆例えば「一か月やってみろ」とか「50万円までやっ
てみろ」とかいろんなジャッジポイントを設定して、
その時の状況によって
先に「GO」なのか「STOP」なのかを決めていけ
ば、いいんです。
★そして、私の経験からいけば「こんな組織・会社」
は活き活きと成長し続けてまいります。
◆仮にうまくいかなかったとしても上位者がぎゃん
ぎゃん言わなくともそのことは当事者が一番よくわ
かっている、のですから、文句は出てきません。
◆残るのは「やらせてくれた」ことへの嬉しさと
失敗した悔しさだけです。文句は出てきません。
◆そしてその悔しさが次への成功の入り口とも
なる、のです。
★必要なのは「上位者の腹決め」、これだけです。
●変化の主体・主役は「自分自身」。ここから私
は自分に課し続けてきている分数式がありますの
で書かせていただこうと思います。
●「今日の自分は昨日の自分に勝っているか」
新たな自己変化によって新しいものを自分のもの
としているか。
●自分の競争相手を自分に置き続けていきた
いと思います。
今日の自分 明日の自分
昨日の自分 今日の自分
常に「1以上」でいきたいと思うのです。
●意識していかないと年齢・経験を重ねるとともに
「過去・これまでの昨日の自分」を食いつぶすこ
とで今日の自分を存在させてしまいます。
★自分自身を変化させ続けていくと楽しいですよ。
今回も最終行までお眼を進めていだたきまして
ありがとうございました。
今回、文中でもお名前を記させていただきました
江副さんのお別れの会が本日催され
42年間に渡り私にいろいろと気づきを与えてくれた
江副さんと静かなお別れをしてまいりました。
いろいろなこと、楽しいこと・つらかったこと、嫌だったこと
さまざまなことがあったはずなのですが
訃報に接した時から不思議なことに
嫌なこととか辛かったことは思い出さず
楽しかったことがたくさん思い出されております。
PINCHはCHANCE。
これからも自己変革を続けていきたい、
そんな想いを新たにしております。
ありがとうございます。
次回は4つ目のキーワード「行動」について
書いてみたいと思います。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村 道夫)




