私たちは「働いて」そして「仕事」をしています。
でも、働くとはどういうことなのか、仕事とは何なのかを徹底
して教えられたり、考えたことってありますでしょうか。
「働くってなんですか」あるいは「仕事」って何なのですか、と
他人から問いかけられた時に貴方はご自身の「想い」として
語ることができますでしょうか。
今回は私自身の「想い」としての「はたらく」そして「仕事」、
このふたつの言葉に対する私なりの定義づけを書き連ねて
いきたいと思います。
正解はひとつ、ではありません。
一人一人の人が「自分はそう想う」、これがその人にとっての
正解なんだ、と私は思っています。
●働くってどういうことなのか、また仕事って何なのか?
●1990年前後に真剣に考え悩んでいた時がありました。
●まずはものすごくたくさんの古今東西の書籍に回答を求め
読み漁りました。
マルクス・アダムスミス・ケインズ・・・エンゲルス・ヘーゲル
サルトル・・・・・・・そしてドラッカー・・・・
●いずれも頭ではその時には理解するものの、残念ながら
自分自身の心に「これだ」と言うものが得られませんでした。
★それまで読ませていただいたたくさんの書籍の記載などを
参考に自分で考えることにして、比較的に自分自身の頭に
入ってきていたのが「働く」ってことの英語での移り変わり。
■働くってことの意味合いがこんなように変わっていくといいな、
との想いで使い始めていました。
Slave⇒Serve⇒Labor⇒Work⇒Play
★でも、これもしばらくの間は自分でも納得して用いていたのですが、
使わなくなりました。
★単純に言えば「自分自身の想い」ではなかった、私以外の人たちも
使っていることであり、どうも府に落ちない?。
★1年ほど考え悩み続けてようやくと自分自身の「想い」としての「働く」
定義づけが出てまいりました。
★そして、「働く」と言うことの自分なりの定義づけと同時に「仕事」に
対しての自分の定義づけが成り立ってきました。
★はたらく > 仕事する。
★仕事は「はたらくこと」の部分であり、すべてではない、
こんな区分にも自身で行き着きました。
★人はお金が得られなくとも「はたらくもの」。
★「はたらく」ことは「生活する」こととほぼ同義、だと私は
考えております。
★手元に十分なお金があっても人ははたらく、それが人間。
そう想うのです。
★では、「はたらく」ってことは何なのでしょうか。
私の「想い」を書いてみたいと思います。
★すごく単純な定義になっております。
ひと(=)他人から「ありがとう」
と言っていただける
自分自身の考動
||
他人から「ありがとう」と
言っていただけるような
自分自身の動きは何なのか
自分のできることは何なのかを
考えそして行動すること。
これが私の「はたらく」ことの定義です。
経済学あるいは経営学とは無縁?の定義なのですが、
私自身の定義であり、私自身の20年来の正解でもあり
ます。
あれだけ、むさぼり読んだたくさんの書籍からの言葉は
全くありません。
「はたらく」ことには
お金、有償なのか無償なのかは関係ありません。
生きていくことと同意味なんだ、とさえ思っています。
だから、
人間はずっと「働き続けていく」とも思っています。
◆そして「仕事する」の
「仕事」については『有償のはたらき』と
定義づけをいたします。
★「ありがとう」の言葉だけではなく
「対価としてのお金」を同時にいただくこと、
これが仕事すること、だと私は思っています。
★だから
「仕事<=お金をいただいて働く>」の不変の
入り口は相手(お客さま)に「ありがとう」の心を
持っていただける動きを自分ができるのか、
ここにあるのだと思い続けてきております。
★企業経営のひとつの目標である
「利益」の獲得。
★この「利益」に関しても自分なりの定義づけを私は「英語」から
いたしております。
★利益はPROFIT。ある時に私何気なく、この単語をふたつに
分解しました。
★「PRO」と「FIT」。
●利益とは
「プロにふさわしい」動きをして初めて獲得できるもの、
そう気づいた、のです。
●では「プロ」とはなんなのでしょうか。
●これについても自分の想いとしての定義づけをいたしました。
PRO、プロとは
とてつもなくたくさんの「ありがとう」を
いただける人
●仕事人、
仕事をしてお金を得ている人は「プロ」でなければ
いけない。
★そのプロとは
お客さま・仲間そして関係するすべての
人たちから「たくさんの『ありがとう』」をいただける人である、
自分自身でそう想い続け、実践してきた「つもり」ではありますが
どうだったのでしょうか。
★改めて省みてみたいな、と今思っています。
今回も最終行までお目を運んでいただきまして
ありがとうございました。
中学卒業したら高校に進学し、高校卒業したら大学に進み、
大学出たら企業に就職して働く・・・・
一人一人が深く考えて決めるのではなく、
あたりまえのシナリオ化されているが故に
日本人のほとんどの人たちは
「はたらくこと」とか「仕事すること」について
さほど自身で考えることなく
次のステップに進む的にきている実態にちょっと
おかしいな、と想い初めて20年近くになります。
そこで今回は私自身の「働く」「仕事する」の意味づけを
シンプルに書かせていただきました。
冒頭でも書きましたが、「正解」はその人が「そう想う」ことであり
ますのであくまで私の想いは、と改めてお断りしておきます。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道 入村 道夫







