乳酸菌の一つにアシドフィルス菌と呼ばれるものがありますが、
ご存じですか。
乳酸菌の一種なので市販のヨーグルトでアシドフィルス菌が
入ったものがないかを調べましたが、意外とないですね。
一つ見つかったのは、「オハヨー乳業」で販売している
L-55乳酸菌入りのヨーグルトです。
あとは、サプリメントとして売られているものがほとんど
でした。
アシドフィルス菌の入ったサプリメントについては、後ほど
別の記事で紹介したいと思っています。
乳酸菌の正式の名称は、
ラクトバチルス属アシドフィルス菌L-55株といいます。
アシドフィルス菌は、その他にもL-92株、LG21株、
L.アシドフィルスCK92株が発見されています。
今回この記事で紹介する理由は、
・私たちの身体の中にいる身近な菌
・花粉症やアトピー性皮膚炎の症状を緩和する効果が
期待できる菌だからです。
アシドフィルス菌はもともと人間の腸にいる乳酸菌で、腸管の
他に胃や口腔などにも住んでいます。
腸内細菌の善玉菌の代表格はビフィズズ菌で善玉菌の99.9%
を占めており、残り0.1%の少数派が乳酸菌です。
少数派ですが、中でもアシドフィルス菌は他の乳酸菌と一線を
画し、整腸作用以外にも優れた働きをする力強い善玉菌です。
その主な特徴や働きを紹介します。
・熱や酸に強く生きたまま腸まで届く
善玉菌のビフィズス菌は、熱や酸に弱いのでロから摂ると
胃酸や胆汁で腸に届くうちにほとんどが死んでしまいます。
ところが、乳酸菌であるアシドフィルス菌は耐酸性があり
生きて腸に届くといわれています。
・強い殺菌作用
アシドフィルス菌は、胃潰瘍の原因とされるヘリコバクター・
ピロリ菌を殺菌する効果もあります。
また、カビの一種であるカンジタ菌に対しても殺菌効果が
あるとされています。
・花粉症の症状緩和効果
花粉症は一種のアレルギー反応で、免疫のバランスが崩れて
入ってくる異物(花粉)を敵として攻撃するために起こります。
この時の免疫抗体は腸周辺にある免疫細胞から出されますが、
アシドフィルス菌が免疫細胞に働きかけ、免疫抗体の異常分泌を
抑制します。
例えば、L-92乳酸菌では、花粉症の症状の緩和に効果が
あることが実証されています。
(「カルピス」由来健康情報室ホームページより)
・アトピー性皮膚炎の症状緩和効果
アトピー性皮膚炎もアレルギー反応の一種で、花粉症と同様に
免疫のバランスが崩れることにより発症します。
これもL-92乳酸菌が免疫をつかさどる細胞に働きかけ、
抗アレルギー作用を引き出してくれること実験で確認されて
います。
(「カルピス」由来健康情報室ホームページより)
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