私たちは外出先から帰ったら、わざわざ薬用石鹸まで
使って手を洗ったりします。
それとうがいです。
あなたは、どんなうがいをしていますか。
ココナッツオイルでうがいしている人がいれば、かなりの
健康通です。
私は、水でガラガラとやるときもあれば、○○ジンガーグル
などのうがい薬を使ってまでやるときもあります。
子どものときからの習慣もありますが、細菌から身を守る
ために殺菌やら除菌を期待してやっていますよね。
でも私たちの腸内には、1000種類以上、100兆個の
腸内細菌と共生していることなどを考えたことがありますか。
腸内細菌を集めると重さは、1~1.5kgにもなるという
のですから驚きです。
毎日手についた細菌を気にしつつ、一方ではお腹に100兆個
腸内細菌を抱えているというのですから、対比すると奇異に
感じたりしませんか。
腸内細菌は、
・善玉菌
身体に良い作用をもたらすもの。
・悪玉菌
身体に悪い作用をもたらすもの
・日和見菌
身体にいいようにも、悪いようにも作用するもの
これらの3種類の菌は、バランスを取りながら共存して
います。
腸内が健康状態にあるといえるのは、善玉菌が悪玉菌に
対して優位にあるときです。
このときは日和見菌は、おとなしく身体に害も及ぼしません。
ところが腸内環境のバランスが乱れ、悪玉菌が善玉菌に
対して優位になってしまうと、日和見菌が悪玉菌のように
に働きます。
悪玉菌が優位になると、腸内がアルカリ性に傾くため
腸のぜん動運動が抑制され、便通が悪くなってしまいます。
そうなると、便の腐敗が起こり硫化水素やアンモニアなどの
ガスを発生させます。
また、日和見菌の働きが活発化すると免疫機能の低下が
起こるため、もともと持っている病原性を発揮し病気の
原因となることもあるので注意が必要です。
なので、日頃腸内環境が乱れないように生活に注意
しましょう。
●腸内環境を乱してしまう4つの生活習慣
では、いったいどんな時に腸内環境を乱し、腸内細菌の
バランスを崩してしまうのでしょうか。
<偏った食事や食べ過ぎ・飲み過ぎ>
野菜を摂ることが少なく、肉類など高脂肪・高たんぱくの
食事に偏ってしまうとその分解に適した菌が増え、全体の
菌のバランスが崩れてしまうのです。
前述しましたが、悪玉菌の大好物は肉類などの高脂肪・
高たんぱく質なのです。
また、食べ過ぎや飲み過ぎも消化に負担をかけますので
よくありません。
<ストレス>
腸は脳と自律神経を介してつながっています。
自律神経は、呼吸器、消化器、循環器の活動を司って
いるので、ストレスを受けると腸の活動も低下します。
ストレスは、心配事や精神的疲労のことと思いがちですが、
これのみならず暑さ寒さを含めての肉体的疲労も含め
ます。
また、栄養不足によるストレスもあります。
<運動不足>
入院生活をして長期間寝てばっかりいると、足腰の
筋力が衰えてうまく歩けなくなります。
これは顕著な例で人間の筋肉は、運動不足で使う機会が
少ないといろいろなところの筋力が衰えます。
腸が消化するためのぜん動運動は、腸周辺の腹筋などと
関係しているためこれらの筋肉を使うことによって腸の
動きも促進されます。
座ったり、横になってばかりしていると、腸周辺の筋肉も
衰え腸の動きも鈍ってしまいます。
<便秘>
便秘は運動不足とも関係します。
便が腸に長く滞ると腸内細菌の善玉菌は、栄養素として
いる糖がない状態になります。
このため、善玉菌は本来の身体によい作用をする働きが
鈍ってしまいます。
また、悪玉菌が働く機会を与えることになりますので、
悪玉菌優位の環境となるのです。
悪い生活習慣と気づいたら、健康のために少しでもよいから
改善していきましょう。
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