夜中に布団のなかで突然
「サクマ式ドロップの“サクマ式“とは
いったい、どんな方法だろう?」
ということが
頭に浮かんだ。
想像するに
おそらく、抽出した果汁を
ドロップにする
画期的な方法を“サクマさん”が
開発したのだろう。
しかし
もしかすると
意外に
あの特徴的な缶のほうに
命名の由来があって
密封した缶を使って
ドロップを長期保存できる
ようにした
考案者の名をとって
ドロップの名が
付けられたのかも
しれない。
ところで
インターネットのある現代なら
ここでサクっと
グーグル先生に訊けば
すぐに答えてくれる。
しかし
ネットがまだなかった時代には
調べるのも
一苦労だった。
とりあえず辞書をひき
運良く“サクマ式”が
のっていれば
よいが
なければ
あきらめるか
それとも
誰かに訊くか
おもいきって
図書館にでもいって
百科事典や各社の辞書を
調べるか
そうなってくると
もはや半日仕事だ。
そう考えると
調べ物をするには
とんでもなく便利な時代に
なったよなぁ。。
と思う。
ネットのなかった時代の
クイズ王たちは
どんなやり方で
雑学をものにして
いったのだろう。
片っ端から
辞書や百科事典を
読むのが
趣味だったのか。
それとも
ふだん 疑問にかんじたことを
メモ帳かなんかに書きためておいて
まとめてババーっと
調べていくとか。
といったようなことを
“はらたいら”さんを
しのびながら
布団のなかで
考えた。
ちなみに
サクマ式ドロップは
佐久間惣次郎さんが発売したドロップで
それまでのドロップと異なり
クエン酸を用いて作られたので
「夏にとけにくく」「透明感がある」
などの特徴があったそうです。
また
はらたいらさんは
風刺漫画家という
職業柄
多くの新聞や雑誌を
購読していたそうです。
さらに
クイズ番組に出演するように
なってからは
番組用に
スクラップブックも
作られていたそうです。