映画『私がやりました』鑑賞 | Be Here Now

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現在は、ほぼ映画ブログになっております。たまに旅行や食事のことも。不定期更新です。コメントをいただくのは大変ありがたいのですが、あまり関係ないと思われるものにはお返事はしておりませんのでご了承くださいませ。

オゾン流お洒落なクライムコメディ…といった感じでしょうか。


有名プロデューサーが殺されて、疑いをかけられた若い女優マドレーヌと

ルームメイトの新人弁護士のポーリーヌが、

裁判で無罪を勝ち取ったが、

そこに真犯人を名乗る往年の大女優オデットが現れ、

それは私の犯罪だと主張し始め…


というのがあらすじ。

こういうお話は、大団円がお約束ですが、まさしくその通り。

安心して観られました。


そして、そんな中にも#MeToo要素がしっかり入っていて

(特に裁判の場面)

ここらへんは上手いなぁ…と感心。

20世紀初めのお話でありながら、現代にも通じる問題もさらっと入れてくるのがナイスです。


若いふたりの女優さんはとてもキュートで、クラシックでゴージャスな服装もお似合い。


そして、なんといってもイザベル・ユペール様の貫禄と達者で笑える演技。

いつ観ても素晴らしい!


あと、ファブリス・ルキーニやアンドレ・デュソリエが役柄を大真面目に演じているのが

たまりませんでした。面白すぎる^^;


フランソワ・オゾン監督って本当に何を撮らせても

失敗がないのがすごいなぁ…と思うのです。



過去のオゾン作品はこちら