ラッパーがオペラを歌う!?という、それだけで面白そうだと思っちゃいました。
なんといっても、MB14というビートボクサーが、
実際にレッスンを受け吹き替えなしで歌っていることにびっくり。
これが、なかなかええ声なんです。
(だからキャスティングされたのだとは思いますが)
ただ、見学に行ったオペラ・ガルニエの舞台(観客はいない)で
ロベルト・アラーニャと一緒に歌うシーンがあったのですが、
その時のロベルト・アラーニャの声の響きがとんでもなくて
本物のオペラ歌手ってすごい!とヘンな感動をしてしまいました^^;
お話としては下手というか定石通りというか
特に新鮮な驚きはありませんが、
手堅くまとまっていて、ちゃんといい話になっております。
そして、オペラ座(ガルニエの方)内部で撮影されたとのことで、
ホールだけでなく、大広間や階段やシャガールの天井画までしっかり映っているので、
好きな人は、それを観るだけでも映画館に行く価値はあるのではないかな、と思います。
余談:
前にロベルト・アラーニャをスクリーンで観たのは、
ブノワ・ジャコー監督の『トスカ』ですが、
あの作品、もう20年も前のものだったんですね。
驚きました。