植松電機のペーパークラフトロケットが改良されたよ。 | 植松努のブログ

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植松電機のペーパークラフトロケットが改良されました。

低高度用で一番変わったのは、ロケットエンジンの逆噴射の炎を防ぐ
バッフルプレートです。
格段に剛性が上がり、バッフルプレートが倒れるトラブルを防ぐことができます。

大型ロケットは、かなり変わりました。
印刷のインクジェットの消費量を減らすために、真っ白になりました。
使用する紙は、以前は180kでしたが、今回は、低高度用と同じ220kです。
紙が厚くなったので、かなり作りやすくなっています。
また、紙が厚くなったおかげで、尾翼の剛性があがったので、
尾翼の構造をボックス型から、低高度用と同じにし、製作を容易にしています。
また、尾翼の枚数を4枚から3枚にすることで、製作工数をさげています。
ノーズ部分は、5段から4段に変更し、製作工数をさげました。
紙が厚くなって重くなった分は、尾翼の枚数を減らしたことと、
全体をすこし短くしたことで補ったので、到達高度は以前とほぼ同じです。
紙が厚くなったことで、繰り返し打ち上げの耐久性も上がっています。

今年は、この大型ロケットもキット化の予定です。
ただし、さすがにノーズ部分を組み立て済みにするのは困難なので、
あらかじめ製作済みなのは、エンジンマウントのみになる予定です。

コロナウィルスの感染拡大を抑えるために、学校は休みになり、様々なイベントも中止になっていますが、今のうちに作り慣れておいて、コロナ後のロケット教室の準備をしておくってのも、ありかと思います。

ぜひ、新しいペーパークラフトロケットに挑戦してみてください!
 

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