「おせっかい」 | 植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。

無事に人生初のZOOM講演を終えました。

いつもと勝手が違ったので、緊張しました。

実際に、どう見えて、どう聞こえたのか、僕にはわからないのですが、

講演後の質疑応答も無事に終えることができました。

 

ZOOM。どこかの誰かが作ってくれたもの。便利でした。

 

10時30分から開始だったんだけど、

開始のちょっと前に、会社の仲間が部屋まで来てくれて、

「念のため、無事に講演がスタートするのを見届けます。」だそうです。

万が一の時のために、バックアップにもう一式パソコンとかを、

ずっしり用意してきてくれていました。

ありがたいことです。

僕にとっての初めてのズーム講演。不安はありました。

だから、詳しい人がそばに居てくれたら安心だなあ、という気持ちはありました。

でも、詳しい彼も忙しいから、僕の不安くらいでそばに居てもらうのも悪いなあ、という

気持ちもあって、結局、1人でやることにしていましたが、

そんな僕の気持ちと関係なく、彼は助けに来てくれました。

彼のおせっかいです。

でも、そのおせっかいが、心に染みます。

 

4月4日には、ロケットワークショップを開催しました。

このご時世だから悩んだけど、

楽しみに来てくれる人の事を考えて、

「対策を万全にして実施」にしました。

しかし、手指の消毒液がない。お店でも売っていない。どうしよう・・・

と思ったら、会社の仲間が、会社の中を探し回ってくれて、見つけてきてくれました。

その手指の消毒液のボトルを置くことにしたのだけど、

ワークショップの受付がはじまる頃には、

手指消毒のボトルに、足踏み式で噴霧できるアタッチメントがついていて

手で触れなくても大丈夫なように改造されていました。

おそらく、1時間〜2時間で作ってくれたのだと思います。

これも、僕が頼んでいないことです。

「おせっかい」です。

でも、おかげで、安心してワークショップも実施できました。

 

便利な時代になったから、1人でできることは増えています。

だから、「自分は誰の助けもいらない。だから、誰も自分に関わらないで。」という

人も、少なくないです。

また、助けを求めるのは、「迷惑かけちゃうから・・・」と、ついつい遠慮してしまう

人もいるでしょう。

でも、1人でできることは、なんぼがんばっても、所詮は1人分でしかありません。

便利な状態で、誰かと助けあったら、もっとすごいことができます。

 

そのときに大事なのが、「おせっかい」なのだと思います。

 

僕も、もっと「おせっかい」な人になろう。と思います。
 

ああ、あの、消毒に使えるやつね。
それは、「石灰」・・・(消石灰)
メーデー、メーデー、前頭葉ブレーキ破損!減速できません!