11月15日は、ビッグサイトだ! | 植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。

11月の13日から15日まで、東京ビッグサイトで

産業交流展が行われます。

沢山の中小企業が出展します。

 

こういう所に出展してくる企業も、学びに来る企業も、

可能性にあふれた企業だと思います。

 

僕は、中小企業家同友会というものに入っています。

また、以前は、青年会議所に入っていました。

ほかにも、様々な大人向けの勉強の場は沢山あります。

しかし、そういうところに来ない人達もいます。

「そんなところに参加する時間とお金がもったいない。」

「そんなところに参加する余裕がない」

「そんなところに参加しても儲からない。」

という思考になっているからです。

 

こういう人達は、「教えてもらおう」としている人たちです。

でも、教えてもらったことは身に付きません。

重要なのは、「自ら学ぶ」です。

そして、自ら学んでいる人からは、学ぶことが多いです。

だから、勉強会や、このような展示会に行くと、

自ら学んでいる人と関わるチャンスが増えるので、大いに学べます。

学ぶと自分が変化成長できます。

 

残念ながら、日本の学校教育では、自ら学ぶことを禁じることが多いです。

なぜなら、学校の先生の想定するスピードで教育をしたいからです。

勝手に先のことまで学ばれたら困るのだそうです。

そしてまた、学校の先生が価値がある、と判断すること以外を学ぶのを禁じます。

なぜなら、そんな無駄なことをしているヒマがあったら、

テストの点数を上げる努力をした方がいいからです。

このような教育を受けてしまった人は、自ら学ぶことができなくなります。

学ぶとは、お金と時間を払って教えてもらうもの。

そして、お金と時間が無いと学べない。

という思考に陥ってしまいます。

 

平成の真ん中あたりまでは、日本の人口は増加していました。

その頃は、ほうっておいてもマーケットが拡大しましたから、

努力をしなくても売り上げは増えました。

また、人口増大のため、作っても作っても足りないから、

すでに儲かってるビジネスをパクれば、間違いなく儲かりました。

なんせ、「のれんわけ」ができた時代です。

その頃には、「自ら学ぶ」必要などありません。

儲かるビジネスを教えてもらえば、儲かったのです。

そういうセミナーやコンサルが多かったですね。

 

でも、時代は変わりました。日本の人口は減少しています。

これからは、自ら学ぶ企業でなければ生き残れません。

 

ですから、いま、就職先を探している学生さんは、こういう展示会に来るべきです。

名ばかり有名な大手企業でも、市場迎合の後追いしか許さない理事会が支配してるような企業には未来はありません。

(なにせ、雇われ経営者は、自分の在職中に失敗をしないことと、退職金がもらえることが目標なので、冒険や挑戦などするはずもありません。)

 

この産業交流展では、15日の午後から、僕もお話しさせていただけます。

なんと、はやぶさ2のミッションマネージャーの吉川先生と公開対談もさせていただけます。

たのしみでしょうがないです。

 

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