なんで、在校中に夢を叶えようとおもうのかね。
高校卒業の段階で、夢を叶えていなければいけない。
大学卒業の段階で、夢を叶えていなければいけない。
そういうプレッシャーを持ってる人が沢山いるようです。
でもね、人生は、学校を卒業してからの方がはるかに長いです。
そして、はじめて就職した会社に、一生務めるって言うケースも、
いまはそんなに多くないんじゃないかな。
学生さん達が持ってる夢のイメージは、
間違いなく、「進学」と「新卒採用」にとらわれすぎている気がします。
でも、世の中、そういうもんではないです。
僕は、大学卒業後に、航空宇宙の仕事について、
その仕事を5年半でやめて、
実家に帰って家事手伝いからはじまって、
でもその家業は、目の前でどんどん縮小していって、
しょうがないから、リサイクル用のマグネットつくって、
大きな会社にだまされて会社つぶれそうになって、何とか乗り越えたら、
今度はリーマンショックがやってきて・・・。
でも、いま、宇宙開発をしてる。
ほかにも、いろんな研究開発してる。
人生は、いつどうなるか、はわからない。
30代になって、40代になって、50代になって、叶う夢もある。
僕は、20代で夢を叶えますが、そのときは、まだまだ実力も精神的な発達も未熟でした。
だから僕は、掴んだ夢を離してしまいます。
で、そのあと、いろんなことがあって、経験が増えて、夢を掴めるようになったかも。
でもまだまだ、未熟だとおもう。
来年は、もっと面白いことがあると思う。
だから、高校3年生の段階で夢を叶えなければいけない、とか、
大学4年生の就活で夢を叶えなければいけない、なんて、
決めつけないほうがいいと思う。
ただ、進学も就職も、そのもっと向こうにある夢に近づくための手段のひとつであることは、
忘れないでいて欲しいです。