子どもの頃に
「ちゃんと勉強しないと、いい学校に行けなくて、いい会社に入れなくて、大変なことになる。」と言われました。
僕は、質問します。「いい会社って?」
すると、大勢の大人が教えてくれました。
「安定していて、楽をしてお金をもらえるのがいい会社だ。」
僕は、納得しません。
勉強すればするほど能力が身に付くのに、
せっかく身につけた能力を、なるべく使わないために能力を身につけろ。
と言うのですから。
先日、進撃の巨人というマンガを読んでいましたら、
目つきの怖いお姉さんが、同じことを言っていました。
「なぜかこの世界では、巨人に対抗できる力を高めたものほど、巨人から離れられる。」
「いい会社」の基準は、自分がいい会社だと思えることです。
自分がいい会社だと思うのか。
それとも、他人から、「あんたはいい会社にいる」と言われたいのか。
それは、幸せにも似ています。
自分が「幸せだ」とおもうのか。それとも、他人から、「あんたは幸せだ」と言われたいのか。
自分が何をして「幸せ」を感じるのか?
それがわからないと、幸せにはなれません。
同じように、自分が何をして「いい会社」だと思うのか?
それがわからないと、どんなにいい会社も、いい会社にはならないでしょう。
僕は、いい会社の基準は存在しないと思っています。
ということは、いい会社は存在しないということです。
でも、自分が「いい会社だ」と思える会社は必ずあります。
その会社に巡り会うために、最も重要なことは、
「他者評価を自己存在にしない」だと思います。