高校生活はおばさんのおかげで普通の生活ができた
毎日お風呂に入れ 毎日朝昼夜とご飯が食べれて 自転車で高校に行くことができて
洗濯した服を着れて 幸せな毎日だった
声を殺して泣いた夜
お腹を減らしてねむった夜
包丁を手に取り考えた夜
遠い昔になりかけていった
高校を卒業し、看護学校に行くことが決まった
いつまでもおばさんにお世話になることもいかないし、継母や父から逃げているように思え
一回家に帰ることにした
父はおばさんにまた金銭でお礼をし私を引き取ると迎に来た
父に継母に謝るように言われ、まあ謝ってみた
継母はふーんと
その顔を久しぶりにみて心底ぞくっとした
ご飯を与えてくれたのも1週間くらい
直ぐに父に買ってもらった車の鍵を隠し使えなくされた
バイト代で買ったアクセサリーも隠された(盗まれた)
やっぱり人は変わらない
あげく出ていけ!と
そんなお金もないから無理です(看護学生であった)
と私が言うとすぐさまどこかに行った 帰ってきたかと思ったら
お金を投げつけてきた 今すぐ出ていけと 玄関まで追いやってきた
お金を握りしめ不動産屋さんに行きわずか半日でワンルームマンションを借りた
あ~これからどうしようか~
とりあえずシャワーでも浴びようっと
蛇口をひねると温かいお湯が出てきた
シャワーに当たった時
自由だ!!
やっと!!
この日のシャワーも私は一生忘れない
自由記念日と名付けた日であった