さあ、前回の続き!日本人シェフのMitsuさんが腕を振るうトライベッカのフレンチレストラン、l'abeille。こちらでいただいたホリデーディナーが素晴らしくて、今も感激中。毎回、同じようなことを書いているけれど、外食するならこのレベルで楽しみたい。だからこそ「今日は面倒だから」みたいな理由でいつものお店であまり変わり映えのしないお料理をいただくのは最小限に抑えて、その分、マンハッタンにお出かけしたいー。
さてそんな思い出に残るディナー、さっそく書いていきたいと思います。和牛カルパッチョのあとに出てきたのは、"TKG”リゾット。そうまさかの卵かけご飯の略、TKGがメニューに!だけどここは一つ星レストラン、出てきたのは確かにTKGなのだけれど、でも想像を遥かに超えるこのビジュアル!え?後ろのバターが沢庵に見える?そんなあなたはバリバリの和食党。
そしてお味のバランスが・・・出汁を使っているわけではなくて、トリュフとごはんと卵とお塩の組み合わせなのだけれど、それだけでなぜこの味が出せるのか・・・まさにアンタッチャブルな味の域。
これに合わせて出てきたのが、ファミーユ・イザベル・フェランド シャトーヌフ・デュ・パプ ブラン 2022。これはもううっとりとしか言いようのないマリアージュ。
続いてはお魚。彼が最後までお魚は〜って粘ったのだけれど、これは却下。蒸した甘鯛にキャビア、そして最近、他のレストランでも見かけるようになったSatsuma Orange。ソースの記憶がない・・・次回はもうちょっと気を使って食べないと。
あっさりしながらも旨味のあるお魚に彼も大満足。ワインは今回の白で一番記憶に残ったプティ・シュヴァル ブランの2020年。お魚とも合うけれど、単体で飲んだときの美味しさが際立った。
続いてはお肉。チキンが胸肉ともも肉の両方で提供。もも肉はシェフの得意とするBallotineスタイル。その上にホワイトトリュフ。そしてシュープリームソース。この頃にはお腹いっぱいで、手前の黒いソースの記憶がない・・・
ワインはここで初めて赤が。2006年のヴァルテッリーナ スペリオーレ グルメッロ ロッカ デ ピーロ アールペペ。彼がものすごく気に入ったこのワイン、2006年は見つかっただけれど、他の年のものはお値段も手頃だから買ってみようかな?
ここからデザート。これはプリ・デザート。お口をさっぱりさせるため?アップルを煮たものに、ヨーグルトのソルベ。あ、でも今、メニューをチェックしたら柿だったわ。恐竜の卵が入っていそうな器が素敵。
最後はチョコレートのデザート。下に栗も隠れていて繊細な美味しいデザートに大満足。
でも本当のデザートはこちら?と思ったのがこのワイン。ポルトガルのエンリケシュ&エンリケシュ社マディラワイン、ヴェルデーリョ。
この美しい色を眺めながらの余韻を楽しむ時間。毎月、こんなディナーができたら嬉しすぎる。
ワインを飲み終わった頃に小菓子が。
元はこんな形のケーキ。これが優しい味でなんならもう1個、食べたかったくらい。
お土産はジンジャーブレッドクッキーに、可愛い箱に入ったマッチ。
お腹も気持ちもいっぱいだけれど、全体的に軽いせいか食後も爽やかな感じ。他のレストランでこれだけ食べたら翌日のむくみもすごいのだけれどそんなこともなくて、さすがプロの技と改めて感心しちゃった。
帰りは夜景を見ながら・・・
最後に心配されていらっしゃる方もいるかなと思って書きますが、マンハッタンなど遠出をする時はいつも車をお願いしています。日本のリムジン会社でいつも同じドライバーさんだから、安心して呑めるのが嬉しい。この日はお年賀でお茶のボトルをダースで何個もいただいちゃった。
来年もまたお世話になります。
そして・・・今日は大晦日!あと少しで2024年!
YOKO oxoxoxo