バーニーズが1995年に続いて2回目の破産申請をしたのが、2019年の8月。この時点で22店舗あったうちの15店舗をクローズしたけれど、本店のあるニューヨークではマジソンアベニューもチェルシーのお店も継続していて、マジソン本店ではこんなスローガンも掲げられて、だから、この時点では、数店を残してバーニーズは存続するはずと思い込んでいた。
なのに11月になってからまさかの全店クローズのニュース。オンラインストアにもこんな文字が踊っているし
チェルー店の靴売り場もこんな風になっていた。
チェルシー店の周りには、セールの看板を背負ってチラシ配りをしている人も。
このセール広告の色使いも、看板を背負ってチラシを配る方法も、お安く怪しい、昔のマンハッタンでよく見かけたデザイナープライベートセールのイメージをあえて使っていて、バーニーズ独特の、シニカルなユーモアを出しているのだと思うのだけれど、なんだか本当にショックで、お店では何も買えなかった。
一番最初に訪れたのは、チェルシーにあったバーニーズ。1995年だったと思う。あまりに素晴らしくて、今思い出してもクラクラするようなお店だった。その時はお金がないから何も買えなかったけれど、どうしても何か持ち帰りたくて、キールズのリップクリームを1本、買ったんだよね。
その頃はサイモン・ドーナンの手がけるウィンドウが素晴らしくて、ペーパープレイトを使った斬新なディスプレイ、今も覚えている。
その後に行ったロスのバーニーズもキラキラしていて、その時はハンガーを使ったレインディアの大きなホリデーデコレーションにものすごく驚いた。
マジソンアベニューの本店では、この2つの店舗みたいな魔法がかかることはなかったけれど、それでも大好きで大好きで、何度も通ってた。でもこの前行った時にがっかりして嫌な予感がしたのだけれど、まさか本当になくなっちゃうとは・・・
BARNEYSはブランド名として買われていて、今後はなぜかサックス内で展開するとは言うけれど、でもそれはきっとわたしの知っているバーニーズではない。
昨年はバーニーズの他にも、デレク・ラムやザック・ポーゼンなどの残念なニュースも多かった。ニュースにはならなかったけれど、ビジネスを閉めたデザイナーも多かったと思う。
あんなに夢中でキラキラしていた、あの時代、カーテンが閉まってみたいで、悲しい。
いつかまた、会える日が来ますように・・・!
今日は独り言みたいなブログだから、コメント欄、閉めます。読んでくれてありがとう❤︎
YOKO oxoxo