江ノ島農園便りです。
琵琶湖の水位は2/17現在-52㎝です。
来週の天気予報では雨ばっかしの予報が続いてます。
さすがにこれはもう大丈夫。
かってに水位報告してましたが、このあたりで終了します。
江ノ島農園は、琵琶湖とつながってる西の湖の畔にあるので、世間の上水道などの渇水問題のほかに、農園の運営上の不都合もあるのでした。
例年この時期の水位は、-25㎝から-30㎝なので、あともう一息ですね。
海の水位の変化から比べると、たいしたことないじゃん、と思われるかも知れないけど、海のような高い堤防もなく、港湾の施設も水位の変化に対応出来てないし、水深も浅いところがたくさんあります。
なにより周辺の河川が干上がったり、あふれたりと生態系や農業への影響も出ます。
そういえば。
京都や大阪など下流域への安定した水の供給をめざし、大阪万博のころから、琵琶湖総合開発なるものをぶち上げ、20年の長きにわたり国家プロジェクトとして、莫大な予算を背景に、湯水のように血税を浪費していた当時の役人や、それを食い物にしていた人たちも、今や80~90才ごろかと。
「あんときゃ、よかったな」なんて言ってるかも知れませんね。
おっと、失礼しました。
閑話休題。
17日に、日本の新たな大型主力ロケット「H3」の打ち上げが成功しました。
よかった。よかった。
読売新聞から拝借
それも満点のミッション軌道だったそうな。
記者会見で、JAXAと三菱重工業のプロジェクトマネージャーが、「H3がようやく産声を上げました」なんて言ってましたね。
1号機の失敗から、原因の特定に難航し、出口の見えない闇を抜けた瞬間のスタッフ全員の涙は感動的でした。
なんか、久しぶりにいいもの見せていただきました。
これは私的には大変大きなニュースです。
なぜかというと、「H3」はロケット用の特別な部品は極力使わず、電子部品に至っては、日本のお家芸の自動車の部品を9割も使ってるとのこと。
また、3Dプリンター技術なども駆使し、従来の打ち上げ費用が半分で打ち上げ出来ることになったという功績です。
つまり、「H2A」が1発100億円かかっていたけど、「H3」は50億円で打ち上げられるのです。
それも、積載量UPで。
久しぶりに世界に誇れる日本の技術を見せていただき、感動しています。
今まで数々の技術を生んできた日本ですが、すべて海外にながれ、自分の首をしめる結果でした。
また、同じように流れないよう願います。
さて、世界に通じる「H3」を手に入れた日本ですが、急増している世界の衛星の打ち上げ需要になんとか間に合ったようです。
これも読売新聞から拝借。
アメリカが現在、衛星打ち上げ需要の半分を受注しているのがわかります。
なんとか日本としては巻き返して欲しい。
打ち上げ成功率は「H2A」97.9%だったとのこと。
「H3」もこれを目指し成功を積み重ねていって欲しものです。
新しい日本の外貨獲得産業に育って欲しいですね。