マシューとのお別れからもうすぐ3週間。
相変わらず「マシューおはよう」とか「おやすみ」とかケージに向かって話しかける生活が続いています。
ケージの中にはマシューのお骨やお花やお供物、写真が置いてあるのですが、たまにふと「ついこの間まで家にこんなにフカフカのかわいいものがいたんだっけ…本当にいたんだよなぁ…?」と不思議な気持ちになることがあります。
少しずつ傷が癒えてきていると言うことなのか、一緒にいた時間が短かったからなのか分からないけれどこれまでのことが全部幻だったんじゃないかと疑いたくなるようななんともおかしな感覚。
それくらいマシューは私たちの生活にさらっと馴染みキラキラと輝いて幸せを運びそしてふわふわっ〜っと去ってしまった気がします。
マシューの体調不良の理由は結局最後まではっきりと分かりませんでした。
(ここから記録として最後の3週間を書き残します。写真もあるので苦手な方は読むのをお控え下さいね。)
10月の後半から微かに食欲が落ちてきて、乳酸菌タブレットを与える。
その後ご飯を食べる人食べない日がある事を心配していた矢先にゆるゆるう○ぴを発見。体重も落ちたので病院へ行く。
エコーは問題なし、検便はムシが見える。との事で抗生物質の薬をもらいお腹ゆるゆるによる脱水防止の為点滴(背中に注射)をする。
1週間毎日朝、晩、一滴ずつの薬を試すものの食欲は落ち続けう○ぴも更にゆるゆるに。金曜の夜お腹が張っているのが心配になり翌日土曜の朝にまた病院へ。
再びエコー検査をするも腹水ではないと言われる。
エコーでは見えない何かが原因でゆるいう○ぴが溜まっているのかもしれないが小さい動物なので腫瘍や腸閉塞などがあったとしても分からないことは多いと言われる。先生ももうお手上げでこれ以上出来ることはありません、という感じ。
一応追加で腫瘍に働きかけるお薬を出される。
病院から帰ってから薬を与えるがマシューは疲れ切った様子。
夜いつものお世話の時間にはすりりんごとヨーグルトをひと舐めする程度だったけれど、その後大きなペレット団子を咥えて寝床に持ち帰る姿を目撃。
ホイールをゆっくりと回しては立ち止まりまた少し歩いてみせてくれる。
胸が締め付けられそうになりながら「マシュー偉いね。かっこいいよ、素敵だよ。おやすみ。」と声をかけてから2階の寝室へ行きました。
翌朝はう○ぴがほとんど見当たらない。
なんとなく落ち着かない様子。赤ちゃん用のイオンウォーターを薄めたものと薬をひと舐めした後はもうほっといて。と言う表情で寝床に頭を突っ込んで眠る。
心配だったけれどその日はどうしても外せない用があり外出することに。
丸まって眠るふわふわの背中に小声で「マシュー悪いけど出かけるね。マシューのこと大好きだよ。あいらびゅーだよ。分かる?行って来るね。また後でね。」と、しつこいくらいの行ってきますをして家を出ました。
そして、それが最後になりました。
夕方帰って来るとハウスから半分身体を出した状態で冷たくなっていました。
どうしてだろう。苦しかったのかな。
可哀想で涙が溢れましたが最後にたくさん大好きだと伝えられたことはほんの少し自分自身の慰めになった気がします。
ねぇ、マシューには私のこの気持ちは届いていたかい?
大好きの意味はわかるかい?
感謝してるんだよ。
よく頑張ったね。
もう苦しくないね。大丈夫だね。
翌日の月曜の夜、マシューはお花とごはんに囲まれて空へ登って行きました。
今回も動物病院問題には悩まされました。
痛みや苦しみから解放してあげたい。
治せるものなら治してあげたい。
でももちろんストレスや恐怖は与えたくない。
ねずみはねずみらしく生きさせてあげたい。
でもそもそもねずみらしい生き方ってなんなんだろう??
何度も同じことをぐるぐると考え続け、結局答えは出ないまま。
久しぶりに行った動物病院の先生は若くて優しい方だったのですが正直どこまで信用していいのか迷ってしまうほど心許ない診察でした。
決してこの病院を悪く言うつもりはありませんが触診も体重測定もないままエコーの検査をするし、保定もかなり頼りなく、やはりエキゾ専門病院でなければこれが限界なのだろうか…と思わざるを得ない処置でした。
それでも藁にもすがる思いで2度も連れて行ったのはマシューはまだ若いのだからと希望が捨て切れなかった私のエゴかもしれません。