マシューへ感謝を。 | モルモットモリーのゆるブログ。

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テッセルモルモットのモリーと暮らしています。
先代のハムスター(ビリー、ボーロ、チャーリーマシュー)もたまに登場します。

昨晩歴代ハム達と同じお寺でマシューの小さなお葬式をしました。


小さな骨壷に入って自宅のケージの中に帰って来たマシュー。
私はケージの前にウクレレを持って座り込み小さい声で一曲だけうたを唄いました。
お経でもお別れの言葉でもなく唄うなんておかしいけど。

でも、気のせいかもしれないけれどマシューは時折音楽が好きなのかな?と思う節があったから。


ドライヤーとか電動歯ブラシとか耳障りだと思う音がするとすぐに寝床に引っ込むビビり君だったのに私が下手なウクレレをポロポロ鳴らして唄うと、なぜかその場で静かになりじーーーーっと聴いているように見える事がありました。
いつもではないけど、特に静かで優しい曲。弦をかき鳴らすような派手な曲ではなくて寝る前に夜だから小さい音で練習しようと鼻歌でウクレレを鳴らすような時に。


小さな手をお腹の前で揃えて遠くを見つめ佇む姿があんまり可愛くて、ウクレレを止めて「マシューそれ、唄聞いてるの?マシューは音楽好きなの?」と聞くとこちらを向いてピンク色の鼻をヒクヒクさせるのです。
曲が終わらないうちに眠いのか目が細く細〜くなっていくこともありました。


マシューは抱っこが苦手でなでなでするようなコミュニケーションも少なかったけれど、そんな中でもそうやって一緒に音楽を楽しんだり(?)、ダンボールの囲いの中で遊んだり、一緒に焼き芋を食べたりするような時々になんとなく「あ、なんか今ちょっと心が近い感じ。」と言う経験をしました。
ビビりなりに少し心を開いてくれているような気がする。と言うような小さな喜び。


そうして長いこと一緒に過ごせばきっとこれからもっと仲良くなれる。いつかは抱っこもさせてくれるかもしれないと本気で夢見ていました。

旬の野菜や果物も、夏と秋だけではなくてこれから冬の美味しい白菜や来年になったら春のいちごも、まだまだ教えてあげたい美味しいものがたくさんありました。

インスタで6月から始めたハムスター日記ももう少しで30話目をむかえるところでした。

マシューとの生活で発見したこと、彼の可愛い行動や癖、マシューから見たらこの世界はどんなものなのかと想像したこと、まだまだ描きたいことが沢山あって全部ノートにメモしてありました。

こんなことになってしまった今、どういう風に完結させれば良いのか分からずにいます。
でも中途半端は嫌なので少し時間をかけてなんとか最後まで描こうと思っています。

マシューの具合が悪くなってから何話かの更新はとても複雑な気持ちで描いていて、最後のコマに「つづく」の3文字を書く時はお願い。と、祈るような、もうほとんど願掛けするような気持ちで、29話に至ってはほぼ半泣きでアップしていました。

でも最後まで諦めたくなかった。マシューはこれまで通り何も変わらず全力で生きようとしていたから。


先代のボーロがそうであったように、マシューもある日からケロッと具合が良くなって、後で「あの時はどうしようかと思った。もうダメかと心配したけど元気になってくれて本当に良かった!」と、話せる日が来るのではないかと期待していました。




ペットの飼育本には必ず健康な(元気で長生きしてくれそうな)個体の選び方と言う記載があります。
シッポはピンと立っているか、毛並みは良いか、目鼻やお尻はきれいかどうか…
お店でマシューに会った時はもちろん何も問題はなかったけれど小さな頃から控えめで食べる事にもそれほど執着を見せなかったマシュー。考えてみれば元々身体の強いコではなかったのかもしれません。(体調の変化や通院の事についてはまた後日記録として書き残すつもりでいます。

でも私は〝ハズレ〟のコを選んだとはこれっぽっちも思いません。


6月にコロナ禍でひと気の少ないペットショップでマシューと出会い、我が家に来て夏を過ごし秋になり一緒にいられたのは約半年。

でも、その半年がマシューにとっての全てなのだから、その貴重な半年を一緒に過ごせて良かったと、そう思います。
そしてそのハム生のほぼ全てを私と過ごしてくれたマシューに心から感謝しています。


ギターのかじり木とポテチの筒が大好きで、
モフモフで耳の後ろと背中の羽みたいな長い毛がおしゃれな男のコ。
口の周りがくまさんみたいに白いところが可愛くて好きでした。


マシュー、君との生活で私がどれだけ幸せをもらったかわからないよ。


本当にありがとう。

また会おうね。