旦那さまはその子の元へ歩み寄った。
ダ「仲間外れにされたの?」
そのシマ模様の子猫は明らかに兄弟猫とは距離をもっていて
ずっと一匹孤立していた。
私「でも旦那さま見て、この子きれい好きなだけかもよ?」
兄弟猫がいる所の地面は湿った感じで汚れていたけど
この子が座っている所だけ、地面も乾いていてとても綺麗だった。
ダ「こいつにする
」
旦那さまは、その子が直感で気に入ったらしく抱き上げて見ていた。
私「えっ!?待ってよ、黒猫くんが居なくなっちゃったからもうしょうがないんじゃない?」
ダ「でもほら、こいつ一匹だけ明らかにちっちゃいし、きっと弾かれてろくにオッパイも飲めてないんだよ。」
私「…でもさぁ…鼻がなんか・・・・ズルムケてるよ?」
その子の鼻は中心だけピンク色になっていて私はそれが気になった。
ダ「あははは
ズルムケって(笑)
特徴的で可愛いじゃん
それにコイツ、女の子だよ。」
旦那さまが昔飼っていた猫も女の子で、
その経験からかトイレの仕方を考えても飼いやすいというのが旦那さまの考えだった。
私「・・・じゃあ…良いよ。」
私はあまり乗り気じゃなかったけれど
旦那さまが直感で気に入った、このシマ模様の子猫を見つめる優しい眼差しに
猫はやっぱり嫌だと言う事ができず、押し切られる形で
購入したエコバックに入れ、連れ帰る事になったのだった。
帰り道の街は祭りが再開されていて賑わいを増していたけれど
私達はバックの中でミーミー鳴く子猫を心配しながら早足で家路についた。
家についてからはさっそくシャワータイム。
帰りがてら買った猫用シャンプーをして、ドライヤーで乾かし
フワフワの毛艶になって子猫は洗面所から出てきた。
私「あら~キレイになったねぇ
暴れなかった?」
ダ「うん、すごくイイ子だったよなぁ
」
(なんかすでにラブラブだな・・)
私「そう
あっ、名前、付けなきゃね。」
しばらく考えてから、旦那さまが言った。
ダ「ヨツバ
、四葉のクローバは幸せのシンボルだからね」
私「ヨツバちゃんか~。うん、カワイイ
そうしよう
ねぇキミ、名前ヨツバでいい?」
子猫にそう聞くと、私の目を見てニャァ
と可愛い声で鳴いた。
私「あ、気に入ったみたい
」
私にはその時確かに (いいね~) と言っている様に思えた。
それから命名記念に習字の得意な旦那さまが筆ペンで名前を書いて
四ツ葉と一緒に写真を撮りました。

こうして、私と四ツ葉の笑いアリ涙アリのかけがえのない時間が動き出したのだった。
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