日記 02 | 福井伸実

福井伸実

恋をしようか















台風一過。風邪気味。実家の草木が折れていないか心配。

晴れたので洗濯機を34回回した。回回回

最寄りの駅が入場規制で地獄絵図とTwitterで見て、夫は昼頃まで家にいた。

私は、イラストの仕事をしながら洗濯機を回しては干す。

夫は、私のことよりも大事なソファが定位置。うたた寝したりウイイレをしたりPCに向かい仕事をしたりをソファと共に。

お陰で私も午前中から仕事が捗り、祖父に会いに行けた。


ダイヤの乱れた電車に乗り、府中本町あたりで汗が流れに流れて滝。

駅に着いたら祖父の喜びそうなアイテムをあれやこれやと両手に買い込む。

大好きな成城アルプスのケーキを小走りで買う。

私のぶんは、いつものマーブルじゃなくて秋だからモンブラン。祖父はショートケーキ。

「こんなもの初めて食べたけどうまいな!」と、食べるたびに笑顔を見せてくれる。

会計しながらその笑顔を想う。


5時ごろからよく行く近所の寿司屋でご飯。

祖父は認知なのできっとよくわからないことをしつこく言ってご迷惑をおかけしているだろうけれど、いつも優しくしてくれるお寿司屋さんの皆様。

行きつけの蕎麦屋も、薬局も、電気屋も、みんな優しい。

近くの警備員の方にも会釈していく祖父。

立派に働きよく飲んで、生きてきた祖父が大好き。

祖父も愛犬も、みんながみんな笑顔で長生きしますように。







これは夏個展に来てくれたとき