麻雀が強くなる過程② | ツケマイせんせいの哲学する麻雀

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戦術とかコラム的なもの。あとボートレースとか色々。

『麻雀で食え』は画期的な本だった。

タンピン確定の高め三色はリーチ!

棒テン即リー全ツッパ

など今では当たり前になっていたり、細かく修正されているが、当時の最新セオリーが書かれていた。

麻雀の戦術本で期待値という言葉が使われたのもこの本が初で、天野春夫著『リーチ麻雀論改革派』がデジタル麻雀の産声だとすれば、この本は幼児期にあたる。

当時は片チンやバビィによって、タンピン三色はダマで安めが出たら見逃しとか、平和のみはダマといった間違ったセオリーが戦術本に書かれていて、自分の経験則的に見ても正しいとは思わなかった。

いうてもそれは僕らのルールで、点数計算を役計算にしていたことも大きかったと思う(誰も符計算ができなかった)。

役計算とは子だと1役1000点2役2000点3役4000点4役8000点になるというシンプルなルールだ。

平和のみでもリーチツモ裏1で満貫になる。ダマの方が有利なんて思うはずがない。

また、単純にロン和がりよりもツモ和がりの方が点数が倍になるので、両面に取る方が有利だ。

そんなわけで麻雀で食えと役計算が上手くマッチした形で知らず知らずのうちに現代風の考え方が身についていったのだと思う。

そしてデジタルの申し子こと長村大が最強位を取ることによって、デジタルつえ〜と思想は固まっていった。

もっとも当時の僕は今からは想像もつかないガチガチの面前派閥で、リーチ万歳\(^^)/派だった。

次回はどのように鳴き麻雀にシフトしていったのかを書いてみようと思う。