午後半休を取り、ランチを済ませて家に帰ったら、少し休んでチィちゃんのお父さんのお通夜へ行く準備を始める。
と、カヨからLINE。
「もう着いてる~?着いたよ~」
はぁぁ!?はえーよ。
まだ17時過ぎじゃないか。
一般弔問は18時からって書いてあったやん(^_^;)
どうやら私が「早めに行く」と言った意味を取り違えて、合わせるつもりでだいぶ早く着いたらしい……
早めにとは言っても限度があるわ。
喪服に着替え、ストッキングをはこうとして……
はこうとして……
ヤバい!入らん!Σ( ̄ロ ̄lll)
普通体型の人であれば、あんなに伸びる素材のストッキングが入らないなんて考えられないだろう。
しかし、デブ的にはあるあるだ。
破れないように伸ばしまくって、どうにか太い脚とでかい尻を収めたものの、途中で張力に耐えきれずに破れるか、ずり下がる未来しか見えない。
念のために替えのストッキングをバッグに放り込む。
こちらは、また入らないということがないように、パンティストッキングではなく膝丈のものにした。
喪服が長めのスカートなので座ってもギリギリ見えないだろう、多分……
というか、そもそもパンツタイプの喪服にするつもりだったのに、なんでないんだ。
実家にあるのか?
確認しておかねば……
ストッキングのずり下がりを気にしながら車に乗り込み、アユミを迎えに最寄り駅へ。
列車は到着したはずなのに、いつまでも出てこないな~と思ったら「コンビニに寄らせて!」とのLINE。
はて……来る途中でストッキングでも破れたか?などと思いながら待っていると、「人にぶつかった拍子にボタンが飛んで!」と、コンビニで買った安全ピン片手に車に乗り込んできたアユミ。
そういえば、昨日「喪服やべぇ、腹が」というLINEが来てたな。
パッツンパッツンだったところを、ぶつかった衝撃で弾け飛んだか(;^ω^)
斎場の駐車場で、ちょうど同じくらいに着いたらしいチコちゃん&ケンタローと合流。
ケンタローとはかなり久しぶりに会う。
また横に拡張したな~と思ったら、上着は5Lでパンツはウエストが入らず6Lだそうな。
前に聞いたときは4Lだった気がするのだが(苦笑)
斎場の入口で母とも合流。
中のロビーには、すでにお参りを済ませたカヨとケーコが待っていてくれた。
喪服・ストッキングのサイズがヤバいという話をしていると、カヨも「私も喪服、各サイズ揃ってるわ!7号・9号・11号……さすがに7号はもう捨てようかと思ってる」とな。
私も含め、みんな順調に成長してる。
横に。
そして痩せる見込みがない(ΦωΦ)
それはさておき弔問だ。
今回のお通夜は、親族弔問と一般弔問が別々になっている。
だとしたら、読経は親族弔問のときに終わって、一般弔問はそんなに「最初から行かなきゃ」って感じでもないだろうと踏んでいたが、どうやら読経自体がなしだったようだ。
それぞれ来た順番にお焼香とご挨拶をする感じ。
コロナ禍が関係あるのかわからないが、お通夜のスタイルもだんだん変わっていくね。
会場に入ってご家族に挨拶し、ご焼香させていただく。
飾られた遺影は、お父さんらしい穏やかな笑顔。
長い闘病お疲れ様、かわいがってくれてありがとう、と手を合わせる。
会場の前には、チィちゃんが昨日超特急で作ったという、思い出の写真をたくさん入れたムービーがパソコンで流されていた。
旅行に行ったときの写真や家族みんなで撮った写真、愛犬と一緒の写真など、いい写真がいっぱいだ。
その横には現役時代の制帽と制服(列車の運転士さんだった)
弔問に来ていた近所のマイコちゃんに「警笛とか鳴らしてくれてませんでした?」と言われ「あー!!!鳴らしてくれてた~!」と記憶が蘇る。
地元を走る列車を運転することもあり、チィちゃんと一緒に歩いていたりするとプワ~~ン!と警笛を鳴らしてくれていたのだ。
「あ、チィちゃんのお父さんだ!ってなってたよね~」と、ひとしきり懐かしむ。
多分、警笛とかそんな好き勝手に鳴らしたらダメだと思うが、そのへんは自由な人だった(笑)
次から次に弔問客が来て、お母さんもチィちゃんも忙しそうだったので、あまり長居をせずにロビーに降りる。
久しぶりに会う人もいるので、なんとなく帰らずにダラダラとおしゃべり。
誰も晩ごはんを食べていなかったので、どうせならと近所のパスタ屋に移動してご飯を食べながらしゃべることに。
そうしているうちに、遅くにしか来られないと言っていた人とも会えそうな気がしたので
チィちゃんとは長い付き合いなので共通の知り合いも多いのだ。
食べていると友達や元同僚などから続々「着いたよ」連絡が入り、斎場へ戻る。
喋っているとアッちゃんも到着。
こちらも貫禄が出ている。
スーツ姿が完全にオッサンである。
久しぶりに会ったのに、しかもお通夜の場なのに、思わず両手でほっぺたをつまみ「どうした!?」というのが第一声。
ずっと細身だった人が丸くなってると意外過ぎて(;^_^A
おしゃべりをしている間にも何人もの弔問客が出たり入ったり。
田舎だから地元のつながりも多いだろうし、元職場の人とか家族の友人・知人など、かなりの人数が訪れるだろう。
こりゃぁ、ご家族も大変だわ。
タクヤくんとコージくんが来たところで一緒にふたたび会場に上がり、最後のお別れをば。
ちなみに、この2人も喪服がきつそうであった。
コージくんなんか今にもボタンがはち切れそうだったし。
チィちゃんが作ったムービーを眺めながら「写真、いっぱいあって良かったねぇ」「写真、撮っとかんといかんねぇ」などと言い合う。
「ウチの父のときも、あんまり写真がなくて困ったもんね」
「ケイちゃんのお父さんもなかったって。撮るばっかりで撮られることがなかったらしい」
「撮る人あるあるやね」
「俺らはケイちゃんがめっちゃキレイなの撮ってくれとーけん、毎年集まればそれなりに写真ができるかも」
「じゃ、ケイちゃんの写真、俺らで撮らんと」
「つか、その前に親の写真の話やで」
こんなふうにチィちゃんをまじえて笑いながら会話ができるのも、お父さんが長く頑張ってくれて覚悟ができていたからってことになるのかなぁ。
闘病は本人も家族も大変だから「ピンピンコロリ」が理想だが、突然失うのもしんどいよなぁなんて思ったりもする。
まぁ、年齢や失う理由にもよるか。
さて、もうそろそろ来る人は来た感じかな~と、残っていたメンバーと撤収したのは22時くらいだっただろうか。
なんとなくどんどん知り合いが来るから、「せっかくだから会っておこう」と居座ってしまった。
まぁ、普段なかなか会えない人、疎遠になってしまった人とこうして再会できるのも、故人が繋いでくれる縁なのだろう。
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帰宅して、にゃぁ子さんたちと一緒にのんびりタイム。

9年前の今日のカレンダーは小春デイだったようだ。
かわいかったよなぁ(*´ω`*)
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【本日のうんこさん記録】
朝 コロコロ 少量 にゃぁ子さん?
夕方 一部ちょい柔 陽向?