『スノーデン』CINEMA REVIEW~「英雄か? スパイか? 世界を信じた、純粋な裏切り者」 | 『にゃんころがり新聞』

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ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

 
writer/K・Kaz
 
今回は、現在上映中の洋画、『スノーデン』のレビューをおとどけします。
全世界のメール、SNS、電話などは、アメリカ政府に監視、収集されているという話が暴露され、話題になりました。
『スノーデン』は、その実話をもとにした映画作品です。
まずは、ストーリーからご紹介します。



STORY

 イギリスのガーディアン誌が報じたスクープにより、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的監視プログラムの存在が発覚します。
それはテロを未然に防ぐと言う目的のために、世界中の通話やメールを盗聴・監視するという内容で、世界中に衝撃を与えました。
ガーディアン誌にその情報を提供したのは、アメリカ国家安全保障局NSAの職員である29歳の青年エドワード・スノーデンでした。
世界で最も苛烈な戦争である情報戦の最前線に身を置き、国を愛する若者だったスノーデン。
そんな彼が、輝かしいキャリアと幸せな人生を捨ててまで、何故アメリカやCIA、NSAに反旗を翻すまでに至ったのか?


REVIEW

  この映画で描かれているスノーデンは、知的で落ちついたごく普通の青年で、国を裏ぎった悪人と言う印象はありませんでした。
電脳戦の腕は超一級ですが、心は純粋で、恋人・リンゼイを大事にしていました。
しかし、国を愛し、国民を愛していたが故に、何も知らない人々の私生活を覗き見、密かに監視しつづけ、心から愛する人にも打ち明ける事が出来ないことに、重圧を感じはじめます。
そして、自分の良心に従って、秘密を暴露するに至ります。
悩みつづけるスノーデンを支え続けるリンゼイの姿も素敵です。
しかし、映画の中では勇気をもって告白をしたヒーロー寄りの描き方をしていますが、秘密が暴露されて監視が緩まったことは事実で、テロを見逃してしまう可能性が増えてしまったことを考えると、複雑な気持ちにもなりました。
ちなみに本作品の評価は星3.5とさせて頂きます。
興味深い内容でしたが、専門的な事も多く、分からない部分もあったので少し減点させて頂きました。


 
(本ブログでの、レーティング評価の定義)

☆☆☆☆☆(星5) 93点~100点
☆☆☆☆★(星4,5) 92点
☆☆☆☆(星4) 83点~91点
☆☆☆(星3) 69点~82点)



監督/オリバー・ストーン
製作国/アメリカ
公開/ 2016年9月
出演者/ジョゼフ・ゴードン
シェイリーン・ウッドリー
ザカリー・クイント

 

writer/K・Kaz

 

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