『スターリングラード』CINEMA REVIEW~「1942年冬、涙するには寒すぎた」 | 『にゃんころがり新聞』

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ご迷惑をおかけして申し訳ございません。


 

本記事執筆者/K・Kaz

 

今回は、洋画『スターリングラード』のレビューをおとどけします。

 

STORY


 ときは、1942年9月。
舞台は、ナチス・ドイツの猛攻にさらされ、陥落寸前のスターリングラードです。
そこへ送り込まれたのは、新兵のヴァシリ。
敵の銃弾が降り注ぐなか、死体にまぎれて反撃の機をうかがっているとき、同じように身を潜めていた青年政治将校ダニロフと出あいます。
ダニロフのライフルを借りたヴァシリは、驚くべき正確さで敵兵を次々と仕留めていきます。
その射撃の腕に目をとめたダニロフは、ヴァシリを英雄として祭り上げて、苦境に立たされてどん底にある味方の士気を高めようと画策します。……

 

REVIEW


  従来のアクションものとは違い、どちらが先に標的を見つけるか。
どうやって相手に狙いを外させるかという、静かななかに駆け引きの緊張感が漂うスリリングな雰囲気の作品です。
猟師出身で手紙さえも碌に書けないヴァシリと、彼の抹殺を命じられたドイツ軍のエリートスナイパーとの「天性の勘の狙撃」VS「緻密な計算の狙撃」対決も手に汗握ります。
また最初はヴァシリの味方だったダニロフも、彼が段々と称賛を浴び、密かに想いを寄せていた女性兵士と恋仲になった事を知ると、嫉妬心から彼が暗殺されるように仕向けたり。
そんな人間模様も、戦場という極限の状況の中でより生々しく描かれていて、見ごたえのある作品です。

 

K・Kazのこの映画の評価4,5

 

監督/ジャン=ジャック・アノー
製作国/アメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランド合作
公開/2001年
出演者/ジュード・ロウ
ジョセフ・ファインズ
エド・ハリス

 

writer/K・Kaz

 

 

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