STORY
吉野朔実作『グールドを聴きながら』は、女子高生になったばかりの真央子(まおこ)が主人公です。
まわりは、援助交際をしたりする同級生がいて、真央子はうまく彼女らとうちとけることができません。そんな中で出会った立花(りっか)という女の子は、大人びた雰囲気を持つ超美人・女子高生でした。
立花の母親は、再婚しており、複雑な家庭環境にあることがわかります。
立花はピアノを弾くことが好きで、上手でもありますが、母親と喧嘩をすることもあるらしく、母親が投げつけたナイフで立花は指を怪我しています。一方、母親の再婚相手の義父と、ふたりで映画に出かけているところを、真央子は目撃します。
クラスの男の子たちから追いかけられる立花。
真央子は、立花のことを友達だと思っていますが、別れは不意に訪れます。……
他には、バレエ団内での活動を題材にした、萩尾望都『青い鳥』や、
田村由美『晴れ、ときどき闇。』、
諏訪緑『イスカンデルクーリ』、
赤石路代『たとえばハイネみたい』、
篠原千絵『3人目が消えた』などのショート・ストーリーが収録されています。
「出会いと別離」をテーマにした作品をあつめたコミックです。
にゃん子さんの感想
高校の女友達って、そういうのあるよね。って思いました。
こっちは友達と思ってるけれど、向こう(きれいだし、男の人に注目されるし)は思ってないっていう。
(主人公<真央子>には)肝心なことは言ってくれない。真央子の方は友達だと思ってるけれど、立花には見えない壁があります。
大御所の漫画が一気に読めてお得ですよ。
それぞれ楽しめる漫画が収録されています。
にゃん子さんの評価(読んだことある作品が収録されていたので)
感想:にゃん子、文:編集長
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