『十二月の窓辺』津村記久子・・・60点 | 『にゃんころがり新聞』

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『十二月の窓辺』津村記久子・・・60点

<あらすじ>

私は会社で上司にネチネチと説教される日々。
私はナガトさんという他の会社に勤める人に話相手になってもらっている。

通り魔事件が頻発しており、ナガトさんはいっそ通り魔に殴られて会社を休みたいと漏らす。

ある日、たまたま見た他の企業での暴力行為を密告すると、暴力を振るった人は会社をやめていったという話を聞く。

私はついに会社に辞表を出すが、帰り道、フードをかぶった通り魔がナガトさんだったことが分かる。

    *

オチは通り魔がナガトさんだったということだが、すこし安易ではないかなと私は思った。


 (「ポトスライムの舟」所収)