完済 | にゃんこユナイテッド

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いろんなものに手を出したがり屋の日々を綴っていきます。

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 2004年3月、現在のマンションを購入するにあたって住宅金融公庫のローンを組みました。(この記事を書くために確認するまでずっと2003年だと思ってました・・・苦笑)

 実際にマンションを買うか買わないかの判断は前年にしていたと思うので、その頃の時代背景を振り返っておきます。

 2003年、首相は小泉純一郎。ジェフの監督はオシムさん。流行語は「なんでだろ~」(テツandトモ)。中国でSARSが発生、今のコロナほど広まらなかったものの、中国への旅行を控えるような動きがありました。株価が1982年来の安値(7607.88円)を付け、以降は10月に11,000円台まで回復しています。

 

 景気の動向はともかく、自分の年齢等を考えて、「家を買うなら(ローンを組んでも退職までに返せるのは)今だ」と思っていた時に、近所にマンションが次々に着工しました。ただ、住民から反対運動が起きて「地区計画」が制定され、このあとはほぼマンションが建つことは無くなるだろうということが予想されました。住んでいるところの環境がよかったこともあり、はじめてモデルルームに行ってみたりしました。

 ほかのマンションがどうかは分かりませんが、(確証はありませんが)購入希望者が本気で買うのか、買えるのかを販売員さんは見抜いて、具体的な資金計画の検討をする前から、こちらが買える部屋を紹介し、推してきました。

 実際、結構いいお値段でしたし、買える物件は限られていたこともあり、即決に近いくらいで仮押さえ。ほぼ同時に3棟を検討していましたが、1棟は抽選に外れ、もう1棟は内覧よりも仮押さえの期限が来てしまうことから、今のマンションを買うことが決まりました。

 その頃払っていた家賃が駐車場込みで7万円台だったかと。それで、月々そのくらいなら負担に感じないで払えるだろう、ボーナスは追加でこれくらい払えるだろう、そしてローンの最長借入期間が35年から逆算して、頭金を決めて契約しました。(最後は、頭金を積み増しして月々の返済は5万円程度に抑えました。)

 

 その頃の金利が2.2%。10年据え置き後3.5%。10年間は住宅ローン減税も使えましたし、毎回払っている金額が負担にならなかったせいもあって、10年後の返済額が増えていたことや金利の安いローンに借り換えを検討することを忘れてしまって幾星霜。

 

 自分がどれだけ働くのか、老後のことを考えてようやく思い出したローン返済。借りた当時は公庫から「毎年、あとこれだけ残ってます」とかお知らせが来るものだと思っていましたが、一度もそんな通知が来た記憶もなく、当時公庫の代理店だった銀行に問い合わせて、返済についての問い合わせ先の(株)住宅債権管理回収機構を教えてもらい、手続き方法や手順などを確認。返済日までに残金を用意できることが分かったので、全額返済の手続きを開始しました。(住宅金融公庫は住宅金融支援機構になっていたのですね)

 

 てっきり、銀行で残金を振り込むのかと思っていたら、毎月の引き落とし日に残金を全額引き落とすことが判明。残金は貯金で賄えるのですが、引き落としの通帳にお金が入っているわけではないので、ここからほかの通帳からのせこい貯金移動が始まります。一日に引き出せる上限金額が決まっているので、暇がある日に限度額いっぱいをATMから出金して、通帳に移し変えをしました。何日も限度額まで引き出すことを繰り返していたので、銀行から問い合わせが来るんじゃないかと心配したほど。

 

 そして、本日、残金として示されていた金額が通帳から引き落とされていました。

 

完済!

 

 償還予定表によると今回が225回目の返済。(ボーナス分の返済は除く)ちなみに、融資額は18,900,000円。残っていた返済額は11,000,000円ちょっとでした。「返済当初は利息分だけしか返してないよ」と聞いていましたが、全返済期間の半分を越えているのに借金(元金)は半分になっていなかったのですね・・・。

 

 繰上げ償還とか、ローンの借り換えとかしていればもっと返済額を抑えられたかもしれませんが、一括返済の場合は手数料もかからないとのことでしたし、手続きも届いた書類に署名するだけでした。

 あとは、登記の変更を自分でやらないといけないようですが、返済が済んだ書類が来てからの話だと思いますので、これは折を見て行いたいと思います。

 

 これで我が家には借金はありません。でも今後はなかなか貯金は増やせません。余計な買物をしないように気を付けていきたいと思います。