はじめての料理教室で、同じテーブルになった,そのくらい出会いだけど。
食いしん坊という共通点だけでつながって、
あれから、何年も経ったけど、、、、
せんじつ、コロナ禍以来に会いませんか?
と、誘われて、すごく嬉しい。
わーいわいと出向いて、
わたしは、デザートのジェラートを買い込んで
田舎から、送られた野菜を持って、夜7時過ぎてだけど、
彼女が営む料理教室の店舗へ。
少し遅れて、Hさんも登場して、懐かしいのに、話は弾む。
お互いの状況を報告したりして、あっという間に23時、、、
彼女が用意してくれた、お料理をいただき、Hさんが持参してくれたワインをいただき
なんというか、贅沢な一夜。
むかしから、凝り性のHさんは、いまは夏は畑をやりながら、お酒の勉強をしてワインと日本酒のスペシャリストの資格をとったんだって。
彼女は、コロナ禍で新しいお店を構えて、料理教室頑張っているし。
もう、わたしの時間だけ止まっていることに嫌でも気づかされる。
わぁーーーー っていいながら、走って 穴に入りたいくらい恥ずかしい気持ち。
別に人生は何かしなくてはいけないわけでもないし、
成長なんか出来なくてもいいのだけど。
ずっとやってきた、マラソンもぼちぼちとなり、
パンも焼いてない、、、
去年、一時期ベーグルにはまったときがあったけど、
気がつくとすっかり1年経ってました。
やっていた事もできていないのに、新しい事はできるはずもなく、、、
歩く歩道を逆向きに走ってるような、焦る気持ちで、いっぱいになりました。
苦く感じる赤ワイン
報告することがなにもないことにがっかりする見栄っ張りな自分にも、ほとほと嫌気がさした。
彼女が、隣の店舗が引っ越されたんですよ。
と、、、
その店は、古く古く昔は表具店だったそうで
そのままの古い様子のまま、ひっそりしておりました。
かたくしまった表具店を眺めながら、
わたしも、この表具店みたいに、歳をとり続けるのかなぁ?
って、お腹の下の方にでっかい漬物石でもつまっているような気持ちになりました。
劣等感で
どうせ、わたしなんてダメな奴だと決めているこの人生。
それでも十分長い。
ここから、本当にどうしようかな?
っと表具店をながめながら、途方にくれるそんな夜でした。
