「弾きたい曲ありますか?
何でも良いですよ」
と、先生。
何度かこういう言葉を頂いていたけれど、
うーーーん…
と言葉を濁して、先生のお勧めに従っていました。
ってか、よく言えば先生のお勧めだけど、本当のところ【丸投げ】ですよね
自分がどう進んでいきたいのか、モヤ~っとして自分で情けないと思いつつ、モヤ~っとしたまま放置していたという…。
かといって、コンチェルトのような大曲は尻込みして避けて通ろうと…
あー、我ながら情けない
わかっていたんですけどね。
弾きたい曲はたくさんあるのに、言い出せなかったという意気地無しの自分がホトホトいやになりかけた時。
先日の友人の言葉を心の中で繰り返していました。
「私たちなんて人生終盤なんだから、やりたいことは1日伸ばしにしちゃダメなのよ」
ごもっともでございます
まずは苦手だ、苦手だと嘆いていたパッサカリアをなんとかしようと、空き時間(というより隙間時間)をフルに使って譜読み、練習、譜読み、練習…YouTubeも活用
ありゃ、なんとかなりそう
と、思い立って「お休み連絡」くらいしか使わないラインで先生に
「少し本気を出してコンチェルトに挑戦しようと思います」と、デカイ(自分としては精一杯)意気込みを送ってみました。
お休み連絡でもない、いきなりの「意気込み」ラインに先生は驚いたでしょうね(笑)
今の先生に見て頂いて、7年(?)とかになるのに、レッスンのとき以外では初めてです(たぶん)
先生からの返信
「素晴らしい弾きたい曲があったら言って下さい。"何でも"大丈夫ですよ」
何でも…って、言われても…
どうしよう
またしても意気地の無い自分がチョロッと顔を出すーー。
いや、いや、こんなときこそ「リサーチ」
まずは「自分」が納得しないとね。
バイオリン曲の難易度ランキングって言うのを調べに調べてみると、まずは入門的な「モーツアルトの第三番」とか、ヴィターリのシャコンヌとかは既に習ったし(満足には弾けやせんけどね)
Yahooの知恵袋で拾ってきたランキング。
難しい曲なんてのは天井しらず、なのでまぁ、バイオリンを弾く人なら必ずや習うよ、ってレベル(らしい)
シュポア 協奏曲作品2
ラロ スペイン交響曲
ブルッフ 協奏曲ト短調
ヴィエニアフスキ 協奏曲2番
クライスラー コレルリの主題による変奏曲
ベリオ バレエの情景
メンデルスゾーン 協奏曲
人生も終盤だけど、バイオリンの選曲も終盤に近づいて来たような気がしてしまう…。
私には永遠に「ザイツ」が似合うような気がするんですけどね
いや
ここは攻めるぞ。
毎日車の運転中に聴く「ブルッフ」にしよう
意気地の無い自分が顔を出す前に、先生にラインしました。
「ブルッフにしようかと思います。」
先生からは
「良い選曲ですねー
楽譜はこちらで用意しますか?」
と、仰るので
「いえ!今回は自分で買います」
宣言しちゃったぞ
もう、あとには引けないもんね
ブルッフ: バイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26/ストロース編/ペータース社/ピアノ伴奏付ソロ楽譜 https://amzn.asia/d/gRt4Cu8