
わたしにとって大切な家族。
実家にいるおーちゃんが
さいごの時間をゆっくり過ごしています。
わたしは、
何度助けられただろう。
祖母が末期ガンと宣告された
すぐあとに祖母の家の物置で見つけたおーちゃん。
今年、ガンが見つかり、
2回手術したけれど、
すぐに再発してしまいました。
看護師だけど、
何にも役にたたなくてごめんね。
気持ちわかってあげられなくてごめんね。
おーちゃんは美人で
スタイルもよかったよね。
自分のこと、ネコだと思ってなくて、
生クリームが好きで、
人に触られるの嫌いで、
すぐかじるし、かっちゃくし、
だけど、みんなに愛されたね。
おーちゃん、
おーちゃんがいなくなる世界なんて
考えられないよ。
1ヶ月で
こんなに進行が早いなんて
おーちゃん、
おーちゃんの方がつらいのに、
ごめんね。
何も出来なくてごめんなさい。
触ると
骨に触れてビックリした。
ガンが目に見えてわかる。
体もずいぶん痩せたな。
おーちゃん。
どうしてほしい?
わからなくてごめんね。
ヨタヨタ歩いて水を飲みに行くおーちゃんを
見ていることしかできなくてごめんね。
触られるの嫌だもんね。
おーちゃん。
おーちゃん。
病気が憎い。
今日は実家の親がいないので、
実家に泊まることにしました。、
おーちゃん、
それでいいかな?
明日には親が帰ってくるからね。
安心するよね。
おーちゃん。