Googleアドセンス広告の広告ネットワークに流れる不審な広告のチェックを行うための観点を自分なりに確立できたのでGoogleアドセンス広告の運用を再開しています。
現在、テクニカルサポート詐欺(偽のセキュリティアラートをブラウザに出す手口)については、生成AIを利用したとみられる内容の薄いコンテンツをテンプレートに流し込んで設置しているので、その特徴に合致した場合には悪性化する以前に数回表示された段階でブロックしています。運営中のサイトでは広告レビュー センターの値によると概ね10回未満の表示、クリック率0.00%で「ブロック済み」なので誰もクリックしていない、つまり被害に遭ってしまった方はいないはずです。
運営中のサイトはレトロPCなどIT玄人向けのコンテンツを中心としていてネット閲覧のベテランユーザーが読者なので、広告の「次のページ」バナーや「開く」バナーの偽リンクに引っ掛かる人は少ないとは思いますが引き続き重点的にチェックしていきます。
ちなみにアドセンス広告ではブロックするだけでなく問題広告として報告もしていますが一部しか停止されていません。CDNの悪用、言語、ロケーション、タイムゾーン別のWebコンテンツ表示をすることで偽の警告表示をしていることが広告審査者に発覚しないようにしてすり抜けている模様です。
そもそも広告バナーで「次のページ」や「開く」と表示することは閲覧者を欺こうとしていることが明白です。クリックしても閲覧中のサイトの次のページが開くわけではないのですからユーザ体験を大きく損ないます。こうしたバナーの広告審査が通っていること自体が大問題です。広告規約やコンテンツポリシーで禁止すべきです。
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