家具家電のサブスクリプションサービスの拡大について考える | 特選街情報 NX-Station Blog

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特選街情報 NX-Station Blogは30年以上の製品選定の経験に基いてパソコン、デジモノ、家電の購入の経験、そのほか日々の記録のブログです。製品についての所感、評価、クーポン&特価情報やスペックの比較をしています。

今年は近場で安価に楽しめるところに日帰りか短期宿泊で出かける傾向が見られるようです。メリハリと節約志向が強く出ていて、お金は嗜好に合ったものに重点配分しながら守りに入っています。

 

家電では新ジャンルの新商品の発売が少なくなっていて、同一ブランド・シリーズのリニューアルが中心です。飛びぬけた性能・機能やデザインの新製品を見かけません。基本的な性能や機能が同じで、付加的な機能が多少変更されてモデル(年式)が変わっているような感じです。そうなってくると消費者は使えなくなった時に同じメーカー、シリーズで買い替えすればよくなって、新しいものを買ってみようという気を起さなくなります。

 

そうなると、家電選びのための情報収集の機会も減って、メディアや店舗へのアクセスも減るのです。物が売れなくなった時代と言われてすでに四半世紀が経とうとしています。買い替えサイクルが伸びてきていることから物を売らずに貸して儲ける事業が成長中です。パナソニックでは商品販売の定額販売と並行して家具家電のサブスクリプション(レンタル、月額利用料型)サービスを拡大しようとしています。

 

 

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近年はスマホ保有台数が一人1台以上になり、多くの人が必需品と言っても過言ではないでしょう。約15万円のiPhone 15のように複数の要因がありますが高性能化、円安などによって年々スマホ本体が高額になっていて、回線利用料なども合わせると毎月かなりの出費です。

NTTドコモのスマホおかえしプログラムのようなスマホを割賦払いで購入し、一定期間(24/36回など)支払いしたところで返却すると、残りの支払いが免除されるプランを推進しています。代物弁済特約付きの割賦販売(かっぷはんばい)という仕組みです。ドコモ以外も、au、ソフトバンク、楽天モバイルでは類似したプランを用意しています。

 

数年おきに最新機種を自分で購入するよりもまとまったお金が必要ないというメリットがある反面、借り物なのので自由度が無くなります。破損したら損害補償金が必要になります。購入品であれば可能な、途中で他の機種に買い替えるために中古下取りに出したり、反対に改造して長期間使用したりということもできません。

 

各種調査によると家電類は7年前後(メーカー補修部品の保有期間と同程度)、スマホは4~5年使う人が多いとされています。つまり買い切りで購入して上手に使えばサブスクリプションよりもトータルコストは安価なのです。

 

 

 

■関連リンク

Panasonic Store Plusの定額利用サービス [パナソニック]

スマホおかえしプログラム [NTTドコモ]

 

ナビ得