毎年恒例のGWの銀行窓口・ATMの混雑 | 特選街情報 NX-Station Blog

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連休の前後やGW連休中の平日は毎年のことですが銀行窓口・ATMが混雑しますね。学校や仕事があると平日の銀行の窓口の開いている9時-15時に立ち寄るのが困難で、ATMすら記帳・通帳繰り越しの取扱時間中に利用するのが難しかったりします。やはりそういう人が世の中には多くて混雑するのが分かっていても避けられずに利用するのでしょう。

 

そして、この時期に大敵なのが、税金関係の払い込みです。現在はペイジーなどネット振込(スマホ振込)のほか電子マネーサービス、クレジットカード払いもあるのですが、稀にしか利用しないので不慣れなままではないでしょうか。少し慣れているつもりでもセキュリティの変更などがあったり、手数料がかかったりと思わぬ落とし穴にはまることもあるので窓口へ行ってしまうのでしょう。連休明けも平日が少なかった分の取引が集中して混雑することが予想されています。例年のことですが銀行システムのメンテナンスに関連したトラブルもあるかもしれません。

 

そうした各種トラブルに遭って時間をとられないように、自分でできることをやっておきました。混雑している銀行窓口・ATMへ行かずにいつでもネット振込できるようにネットバンキングへログインして状態を確認しています。今日は登録情報の更新やワンタイムパスワードの時刻の補正も済ませました。

 

ワンタイムパスワードの時刻の補正

 

 

近年はゆうちょも含めて銀行のデジタル化の推進に注力していて取引をアプリに誘導しています。ですが、ATM利用回数の減少よりも速いスピードで銀行の本支店直営のATMの数が減ってしまい駅前等の人の多いところでは激しく混雑しています。なお、コンビニ設置の複数の金融機関に対応した統合型ATM(コンビニATM)は通帳の利用、記帳に対応していません。各銀行では現金プレゼントなどのキャンペーンをして無通帳型口座への変更を強力に進めているのでいずれは通帳の廃止に進むと思われます。

 

ところでネットバンキングの利用が一般的になってから増えているのがバンキングトロイという銀行取引情報を盗むマルウェアとソーシャルエンジニアリングによるサイバー攻撃です。特にSMSやeメールを使ったフィッシング詐欺が増加しています。

 

自身の記憶があやふやな状態で金融機関を利用していると危険です。例えば、ネットバンキングをあまり使っていないと詐欺メッセージに対して「使えなくなるかも」と不安になって応答してしまってアクセス情報を盗られ、不正送金されてしまいます。

 

攻撃のきっかけは様々ですが攻撃者は事前に偽のプレゼント、クーポン、アンケートサイトなどを介して攻撃対象の情報を収集しているようです。年齢、生年月日、勤務先、利用しているクレカブランド名、取引銀行、資産額(借入額)、不動産、納税といった機微な情報は匿名のように見えても回答しないことです。そのあとでLINE、FBなどを介してアカウント、電話番号と個人の資産・金融情報と紐づけられてしまいます。

 

未だにX(Twitter)に資産管理アプリのスクリーンショット※を載せるなど金融リテラシー、情報リテラシーの低さを露呈している人もいるのですが、そういう人とはネット上でも近づかないようにしたほうがよいと思います。チャートに抵抗線や矢印を書き込んで売買テクニックを教えるといったメッセージを頻繁に投稿している人も同様です。そうしたアカウントとのつながりを持つと詐欺的な投資グループに誘われやすくなります。

 

※資産管理アプリのスクリーンショット:損益、総資産額、配当金額、ミニ株(S株)、FXや暗号資産の売買記録など

 

私は今後もサイバー攻撃は激しさを増していくと考えているので、取引に使うデバイスの分離と合わせて、携帯電話回線も分けていこうと思っています。既に日本でもeSIM/SIM再発行によって携帯電話回線を乗っ取られる事案が発生しています。多くの金融機関が電話を金融取引の本人確認に利用しているので危険です。

 

 

■関連リンク

金融庁からのお願い・注意喚起

 

・三菱UFJ銀行 Q&A(よくあるお問い合わせ) ワンタイムパスワードカードに表示されたワンタイムパスワードを正しく入力しても、エラーになる(エラーメッセージに時刻補正をするように表示される)。