NEC Direct 20周年記念

NEC Direct 20周年記念は静かに迎えたようです。

一応、NECダイレクトのWebサイトではカスタマイズパソコン NEC Direct 20周年記念SALEがスタートしました。私は20周年記念モデルや激安抽選販売のようなサプライズイベントがあるか期待していたのですがありませんでした。

＜NEC Direct 20周年記念SALE＞

自分好みのスペックにカスタマイズできるショッピングサイトとして利用形態が会員制のサイトだったため、接点が購入時にしかなかったことや静的なコンテンツが少なく印象に残っていないように思います。私も十年くらい前にPCの購入時に利用したあとは購入はご無沙汰となっています。メーカー直販に期待しているのはコストパフォーマンス、性能に対して低価格であることです。CPUやメモリを細かく選びたいわけではなく、用途の目的にきちんと使えるものが欲しいのです。セットメニューの多さやラインナップの豊富さは売り手がアピールしても、買い手は全種類買うわけではないのでその点でPro向けと一般向けくらいの分け方でよかったと思います。引き続き販売チャンネルごとにブランドを分けて営業しています。

ちなみに2003年7月にNECパーソナルプロダクツ株式会社が営業を開始して「121@store」個人向け販売事業をNECへ移管、半年後の2004年2月にNEC本体の事業としてスタートしたNEC製パソコンや各種デジタル機器などのWeb直販サイト「NEC　Direct」、当時のURLは”http://www.necdirect.jp/”でした。2011年7月にはNECパーソナルコンピュータへ移管され、レノボ傘下になっています。現在まで継承しているのは、サイトの名称とNEC Directコールセンターの電話番号: 0120-944-500、パソコンのブランド名「LAVIE」くらいです。

日本電気(NEC)もそうですが東芝からシャープの傘下になったダイナブック「daynabookストア」のように事業売却があると継承しにくいとは思います。サイトの運営が外資系のアップル「Apple Store」、HPオンラインストア「HP Directplus」、DELL公式サイト「dell.com」、Lenovoストア「lenovo.com」と比べても異質だと感じます。

サブスクリプションサービスとして便利なアプリ・ソフトウェアを提供したり、サポート修理保守契約を継続して顧客接点を活性化していくよりも販売時に売り切りで周辺機器や長期保守パック、バッテリー交換サービス(事前予約)をセットすることに力を入れていた印象があります。きっと売り上げを立てたところが成績になったのでしょうね。個人の買い手としては高額の出費にまして要るかどうかわからない保守パックは付け辛らかったのではないかと思います。

製品の販売やサポートを専門に行う会社を設立するのは電機メーカーでは一般的だったものの、二転三転していてチャンスを逃してきたような気がしてなりません。というのもプレスリリースなど様々な告知にnecdirect.jpのドメインやURLを記載して使っていました。レノボへのパソコン事業の売却に伴いサイト運営が変わりnec-lavie.jpドメインを使うようになってから、necdirect.jpのドメインは手放されてしまいました。

手放された後には別の事業者がドメインを買って無関係の動画系サイトが立ち上げられてしましたが、そこもまた手放したようです。今度はどうなるのでしょうね。

<ドメインオークション>