普段の食事に保存食を取り入れてローリングストック法を実践しよう | 特選街情報 NX-Station Blog

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近年は24時間営業のコンビニ、スーパーが近所にあると家に食べ物を置いておかないというライフスタイルも可能です。しかし災害時にすぐに食べ物に困ってしまい脆弱な点が問題です。今日は普段の食事に保存食を取り入れてローリングストック法を実践しようという提案です。

 

物流が滞りやすい交通困難地や災害時に食料が不足する恐れのある人口密集地にお住まいの方は少しずつローリングストック法を実践して備蓄を増やしておくことが災害時に救援を求めずに自活することにつながり、周囲のためでもあります。私からの提言は、公人として募金表明が必要な人は寄付を、そうできなく私人として目立った活動をする必要のない人は自助を進めましょう。ということです。

 

※「自助」とは、災害が発生したときに、まず自分自身の身の安全を守ることです。 この中には家族も含まれます。 「共助」とは、地域やコミュニティといった周囲の人たちが協力して助け合うことをいいます。 そして、市町村や消防、県や警察、自衛隊といった公的機関による救助・援助が「公助」です。

総務省消防庁 「自助」「共助」「公助」

 

募金する金銭的な余裕がない人でも自分用/家族用の食料を備蓄することで、災害時に社会の役に立てます。どういうことかというと、本当に困った人に救助の手が届くように自身は炊き出しなどの助けを求めないで自活することで負担を減らせます。被災者に手渡すパフォーマンスのようなことをしないので地味で目立たない小さな活動ですが災害に備える人が増えれば本当に困った人が助かります。まず自分でできることをしないで報道やSNSなどを通じて対応が遅いとか、人員や予算が少ないだとか、批判する人になってほしくないと私は思うのです。
 

ローリングストック法の実践方法としては賞味期限が年月単位の長い物は毎年購入して、賞味期限がくる年に消費するサイクルが理想です。日光、高温多湿を避けて一定の温度や湿度など保存状態を維持しておけば消費が遅れても物にもよりますが賞味期限が切れていても食べられなくなることは大体ないです。美味しいかどうかは別ですが。

 

日頃食べているものと同じか近いものでいろいろなものをバラエティ豊かに蓄えておくことは、もしもの時に食べるにも、無事でストック消費しなければならないときにも効果を発揮します。シリアル食品(グラノーラ、コーンフレークなど)は簡易に喫食できて保存性、携行性に優れています。

 

賞味期限が長く普通の商品と比べてあまり割高ではない備蓄用のレトルト食品は、買い置きがそのまま防災備蓄も兼ねられるので大変優秀です。カップ麺はうどん系が油分が少ないので水で食べるときに適しています。ラーメン系はお湯があれば美味しく食べられ、高カロリーなので体力維持に適します。もちろん、古くから保存食として知られている乾物類や缶詰なども予備として備蓄しておくと役立ちます。

 

具体的な食品の備蓄については政府からガイドが発行されています。
 
いつもの食品で、もしもの備えに!食品備蓄のコツとは? [政府広報オンライン]
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202103/2.html
最低でも3日分、できれば1週間分くらいの食品を家庭で備蓄しておくよう推奨しています。

災害時に備えた食品ストックガイド [農林水産省]
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html
家族単位の備蓄活動について「家庭備蓄」と呼んで収納方法まで具体的な方法を解説しています。

 

こうした災害、非常事態があると行動を起こしたくなるものですが、今いきなり大量購入すると本当に必要な人が買えず品切れになるので、アマゾンであれば春の新生活セール、夏のプライムデー、冬のブラックフライデーといった大型セールの時に割引やポイントアップを狙って買っておくのがいいと思います。

 

常備用カレー

 

参考:アマゾン BLACK FRIDAYセールのときに紹介した温めずに美味しく食べられるカレー
この時はカレー1食あたり120円程度でしたが、2024年1月には200円以上に値上がりしてしまいました。タイムセール祭り 2/1 (木) 9:00 スタートで安くなっていたら次のストック用に買いたいですね。

 

保有量としては1週間程度であれば、1人当たり 7×3=21食 が目安です。交通困難地であっても人口の少ないところでは外部からの救助の手が期待できます。一方で首都圏などの人口密集地の場合には全員への救助の手が期待できないので3週間程度(63食)を保有しておきます。必要量のストックができてからが普段の食事に保存食を取り入れる献立が始まります。およそ週1で1回程度の食事で消費しながら定期的に補充します。家庭での備蓄も消費も厳密に実行する必要はなく、多少の増減があっても直ちに困ることはありませんし不安に思うこともありません。こうした数字や方法を書くと反論したくなる人もいるかもしれませんが実践するかどうか自体や、実践方法は人それぞれです。
 

なお、大都市圏での被災時には一部の携行しやすい物資を後に残しながら消費して被災地から脱出するときに使うことにします。こうした流れをシミュレーションして実際に行動できるように平時に徒歩で荷物をもって少し遠出のハイキング、慣れてきたらバーベキュー場やキャンプ場に出かけて野営して、災害時サバイバル訓練をしておくとよいでしょう。この時は水場で必要な飲料水を水筒や空いたペットボトルに詰めて少しずつ利用することに慣れておきます。

 

ちなみに今月はポータブル電源なども品切れが目立ちました。太陽光発電パネルとセットで使える製品を持っておいて、キャンプなどで使い慣れておくとよいですね。外出時には不測の事態に巻き込まれて身動きが取れなくなることもあるので高カロリーのお菓子とモバイルバッテリーを携行しているだけでも危機管理になります。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナビ得