先日のAmazonブラックフライデーセールでキオクシア KIOXIA 内蔵 SSD NVMe M.2 Type 2280 PCIe 500GBを購入しました。商品が届いたのでさっそく開封してチップの実装状態を確認しました。片面実装だったのでノートPCに内蔵するのにもケースに入れて運用するにしても熱暴走しにくいと思われるのでひとまずよかったです。
2019年に東芝メモリからKIOXIAへ社名を変更していますが、半導体チップ フラッシュメモリは国産品を使用していて、コントローラーは台湾製造、モジュールの組み立ては中国製造となっています。
製品には5年保証が付いていて、販売とサポートはパソコン周辺機器で知られているバッファローです。
注意事項と説明書が同梱されていました。ネジはついてきません。
コントローラは8チャネルアクセスに対応するKIOXIA「TC58NC1201GST-02-BB」(シルバーの正方形のチップ)を搭載しています。DRAMキャッシュはSamsung SemiconductorのSEC 216 K4A4G165WF-BCTDが搭載されていました。データシートによると4Gb DDR4 SDRAM 2666 Mbps 1.2V でした。
裏面はチップは非実装で、回路パターンにラベルが貼付されていました。空きパターンを見ると、表と同容量のフラッシュメモリとDRAMキャッシュを搭載すると500GBの倍の1TBの製品になりそうです。同シリーズには2TBの製品もあるので1TBには両面実装と片面実装の製品があるかもしれません。
メーカーは両面実装と片面実装で型番を変えないで出荷しているようなのですが、先日のSSDエンクロージャーのように両面実装で利用者は熱暴走に悩まされることもあるので実装仕様を明確にするとともに型番を分けてほしいです。きっとノートPCに内蔵する場合に厚みと熱対策で困っている人もいると思います。
2020年の発売時にはコンシューマモデル「EXCERIA SSD」シリーズのハイエンドモデル「EXCERIA PLUS」として登場しましたが、現在、キオクシアでは更に上位モデルがあります。規格のPCIe Gen3、PCIe Gen4の世代の違いと最大読書き速度の違いで次のようなラインナップがあります。
EXCERIA、EXCERIA G2、EXCERIA PLUS、EXCERIA PLUS G2、EXCERIA PLUS G3、EXCERIA PRO
スピードが速く最新規格に対応しているものが当然ですが値段が高く設定されていて、良い物です。最新PCに増設したり、換装するために購入するなら上位の製品がいいです。しかし、現用のPCの内蔵SSDの交換に使う場合、規格の下位互換での利用になると実用上は最大速度は出ないので廉価版で十分です。
というわけで、搭載予定はIntel 第8世代のPCなので国産BiCS FLASH TLC 搭載NVMe PCIe Gen3.0x4 「KIOXIA EXCERIA PLUS SSD」を選択しています。
キオクシア KIOXIA M.2 Type 2280 SSD 500GB EXCERIA NVMe PLUS SSD 5年保証 国産BiCS FLASH TLC 搭載
SSD-CK500N3P/N
本体サイズは幅22.15mm、奥行き80.15mm、高さ2.38mm(500GB)/3.73mm(1TB/2TB)、重量は8.0g(500GB)
※10.0g(1TB/2TB)