トランセンドの1TB SSD TS1TMTE110Qはフラッシュメモリチップが基板の両面実装されています。1チップ当たりの容量が大きくてチップ数が少ないほど消費電力が増え発熱が多くなりがちですが比較的安価に購入できます。システム用には片面実装の高速タイプの製品を購入するようにしていますが、データ保管用で1度書き込んだらあまり読み込みしない想定だったので今回選定した製品です。
本日の検証によって、手元にあったSSDエンクロージャーとの相性が悪かったという結論になりそうです。
これまでの経緯
外付けSSDが突然ファイルをコピーして書き込み中のSSDが「エラー 0x800701B1: 存在しないデバイスを指定しました。」となって認識されなくなってしまいました。再び正常に使えるようにならないか試行錯誤をしています。PCに内蔵しての利用には支障がなかったので、今日は新たにORICO M.2 SSD 外付けケース PWM2-G2-WHを使用して読み書きテストを行います。
2日前の記事「うまく行かないこともあるさ エラー 0x800701B1: 存在しないデバイスを指定しました。」
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昨日の記事「うまく行くかもしれない可能性が出てきた」
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今日の検証
ORICO M.2 SSD 外付けケース PWM2-G2-WHは写真で見ての通りSSDモジュールを取り付ける部分が空洞の構造になっています。
右側のLEDとUSB Type-Cコネクタがある部分にコントローラー基盤があります。USB 3.1 GEN2 TO PCI EXPRESS GEN3X2/SATA GEN3. BRIDGEは問題の起きたSSDエンクロージャーと同じチップRTL9210Bでした。今度のSSDエンクロージャーなら配置的にSSDモジュール上のチップから発生する熱がコントローラー基盤に伝わりにくいはずです。
付属のシリコンサーマルパッドとヒートシンク用の金属パネルを取り付けてケースに組み戻します。
ベンチマーク、ファイルの読書きテスト、数百GBの連続書き込み確認を一通り行いました。数時間経過しても認識されたままで正常です。検証中の最高温度は65℃でした。
今回使用したSSDエンクロージャーはこちらです。SSDモジュールとエンクロージャー側の基板が重ならないので発熱の大きいSSDモジュール用に適していると思います。
ORICO M.2 SSD 外付けケース PWM2-G2-WH
SSDエンクロージャーの追加出費はありましたが、うまく行ったっぽいです。SSDモジュールを無駄にせずに済んでよかったです。