グーグル広告だけでなくX(旧Twitter)プロモーションでもサポート詐欺のアラート警告が出るサイトに誘導する広告が増えていますので注意喚起です!
該当プロモーションの閲覧数が万単位になっているので遭遇した人も増えてきていると思います。クリック課金型広告(PPC広告)では、クリックされた回数に対して費用を支払う広告なためこのような杜撰なクリエイティビティです。PPC広告の特長である表示のみであればコストがかからずターゲットにリーチできる点を悪用しています。商品やサービスを売ろうとせずに情報弱者にクリックさせるのが目的の広告と推測されます。
遷移先では特定の条件のみサポート詐欺のアラート警告が出力されるようになっており、それ以外ではECサイトからパクってきたコンテンツを表示しています。広告審査を通過するための偽装と見られます。
<Xプロモーション 例1>
<Xプロモーション 例2>
テキストが不自然で日本をターゲットにしていることをことさら強調しているのが嫌ですね。ところで最近は熊の駆除に対してハードクレームをつける文句を言いたい人たちがいるようですが、偽サポートの詐欺師を相手に戦ってもらえると世のため人のためになると思います。通話先は国際電話になりますが本当の犯罪者を叩けます。
参考リンク:
Xでヤバ過ぎる詐欺広告を発見 広告として出てくる「なぜご飯を食べられないのですか?」は絶対踏むな [おたくま経済新聞]
旧URL https://otakei.otakuma.net/archives/2023103005.html
↑他の画像や文字のみのメッセージなど様々なバリエーションがありますね。
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