クラーラ p7 Proの速攻レビュー | 特選街情報 NX-Station Blog

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9月12日に【アイロボット ファンプログラム】の企画でイベントに参加しました。 10月20日発売予定のアイロボットの最新空気清浄機 クラーラ p7 Pro (Klaara p7 Pro)の製品デモを体験してきましたので速攻レビューです。

 

Klaara p7 Pro

 

ロボット掃除機「ルンバ」で有名なアイロボット社が新規参入する空気清浄機市場、このクラーラ p7 Proは世界に先駆けて日本で発売される予定の新製品です。パンデミックを経て、生活空間の空気の質がより注目されるようになったことに対して、ウィルスや花粉、ハウスダストに対してアイロボットのもつ技術で解決をしようという製品です。

 

Klaara p7 Proはグリーングレー、インクブラック、ウォームホワイトの3つのカラーバリエーションでリリースされます。

 

クラーラ p7 Pro

 

Klaaraの側面三方には何もなく背面一方にはAQI(空気質指数)センサーがあり小さな開口部があります。下部の四方は吸気口でそのうち背面側の一方は電源コードを接続するためのケーブルマネジメントを備えています。

 

 

<クラーラ p7 Proのディスプレイとコントロール>

クラーラ p7 Proのディスプレイとコントロール

 

上部にある操作部は電源オン/オフ、自動モード、マニュアルモード出力増減といたってシンプルです。運転スケジュールなどはルンバと共通のiRobot Homeアプリでスマホから設定、操作が可能です。アイロボットらしさとしてはルンバとの連携機能もあります。ルンバが稼働中は床のほこりが巻き上げられてしまって部屋の空気が汚れがちです。その空気の汚れをクラーラ p7 Proはモーターのパワーを上げて力強く吸引します。

 

ちなみにこの上部の黒い淵のようになっているところが奇麗になった空気の吹き出し口になります。

チャイルドロックは「-」ボタン(スピードダウン)を8秒間長押しするとチャイルドロック機能が有効に、同様に8秒間長押しすると無効になります。

 

フィルターの寿命の状態確認は「+」ボタン(スピードアップ)を5秒間長押して、フィルターエディットモードに移行して行います。ディスプレイには、フィルターの残り寿命がパーセントで表示されます。フィルターエディットモード中に、「-」ボタン(スピードダウン)を2秒間長押しすると、メインフィルターの寿命をリセットできます。フィルター交換時に手動で操作するようです。

 

工場出荷時の状態にリセットは電源ボタンを10秒間長押しして行います。iRobot Homeアプリとの連携解除、Wi-Fiへの接続情報のクリアできます。

 

 

<クラーラ p7 Pro 吸込口>

クラーラ p7 Pro 吸込口

 

空気の吸い込み口は下部にある構造でここには大きなごみを避けるためのプレフィルターが装着されています。プレフィルターは取り外して水洗いすることができます。内部のボックス型の専用フィルターは多層フィルター・活性炭が使われていてそこを通って奇麗になった空気は上部から吹き出されます。専用フィルターの寿命は約1年、交換式です。専用フィルターの方は水洗いできません。

 

 

専用フィルターの寿命の確認はiRobotアプリのほか上部にパーセントで表示できる様になっています。交換は空気清浄機本体のトップカバーを外して、タブを引き上げて取り外して新しい専用フィルターをセットするシンプルな作業です。トップカバーはまるで蓋のように乗せられていて工具不要で外れます。本体と蓋は磁石とポゴピンの接点でしっかりつながっていました。

 

 

iRobot Klaara p7 Proのラベルの付いた活性炭入りの専用フィルターにはシリアル番号も付いています。この専用フィルター空気清浄機本体に対してかなりの大きさの立方体です。その秘密は5層のフィルターと他の空気清浄機のフィルターよりも多い活性炭の使用量にあります。

 

 

 

空気の汚れを感じるときに埃っぽさだけでなく臭いも大きいことから、多孔質で表面積の大きな活性炭で臭いを吸着するようにしています。比較用に展示されていた同サイズの空気清浄機の活性炭の使用量の差はこのようになっていました。

 

 

この比較のケースでは活性炭含有量は3倍以上ありそうですね。臭いもしっかり吸着できるガッツリ使える空気清浄機ですね。

 

会場には空気清浄機の内部構造が分かるカットモデルも展示されており、5層のフィルターと内部のモーター、空気の整流のために空気取り入れ口より上部には継ぎ目のない密閉ボディー、大型のファンとモーターを備えていることが一目でわかるようになっていました。

 

 

ファンの羽は僅かに曲げられているものの平な部分が大きく風切り音の軽減や埃の付着を防ぐことを目的としているようです。そして回転軸のある部分が大きく円形にファンよりも窪んでいてフィルターから落ちてきた埃の受け皿になりそうです。吸い込み口よりも下部にも空間が設けられていてファンが浮き上がっている構造なので埃がたまって回転が悪くなるのを避ける意図があると思われます。

 

 

黒色の脚部は車輪になっており移動させやすいように配慮されていました。筐体ではなくファンの取付部と一体になるように取り付けられていました。他社の製品では単にゴム足が接着されているような形であることが多いのですが、利便性と防振、防音にこだわっていることが分かります。

 

 

新製品の詳細な機能や仕様、消耗品、価格については下記の製品ページをご覧ください。また、予約についてはアイロボットストアにて受付開始しています。

 

 

製品ページ:

空気清浄機 Klaara p7 Pro

 

Klaara p7 Pro取扱説明書:

アイロボット取扱説明書およびスタートガイド

 

アイロボットストア