仕事って本当にきりがないですね。次から次とやらなければならないことはあるし、やったほうが良いこともあります。目についたところをやるような仕事のやり方だと次第に目的や優先したほうが良いことを忘れて、目前の仕事ばかりを追いかけるようになります。それでも大企業やお役所であれば内外からのチェックが働きます。
上司、プロジェクト管理担当やお客様から指摘を受ける前に仕事を進める方法は、全体像をつかむことです。営業職であれば営業目標が全体像に相当します。目標金額から逆算して営業をかけて受注件数を積み上げていきます。生産職で繰り返し製造するような仕事では製造工程が分かっているので進捗を把握しやすいです。一方で企画立案(資料作成)やソフトウェア開発のような仕事では全体像をつかむのが難しいです。どれくらいやると終わるのか、もしくは終わりはなくて承認されそうな分量、妥協すべき品質や誤認率を決めて仕上げとするのかです。
本来は上司やプロジェクト管理者がここまでやるぞと示すことが必要なのですがコンピューターや自動処理の増加でそれがないような仕事が増加しています。現在流行っている生成AIを取り入れたアプリやサービスの開発のような先端技術を使ったものは絶えず進歩しているので誰もが全体像を把握できていません。こうしたものはできたところまででリリースして随時アップデートする進め方が適しています。期単位の目標管理をしているならそこで一区切りでもいいでしょう。
Webコンテンツの制作やライティングも全体像がつかみにくい仕事です。自主制作の場合にはすべて自分で決める必要があります。私の場合、Webサイトの一定の枠組みができたら都度公開するようにしています。書かなくても誰からも指摘されるわけではないので自己管理にゆだねられています。一方、書籍のようにページ数が決まっていて、テーマや目次について企画できていればゴールが分かって取り組みできます。書籍のニーズや印刷・配本などの関係で期限も設定されます。
仕事術として、全体像をつかむことが大切なのは、少しでも仕事に着手すると進捗率をはじき出せるので作業をしていくと進捗率が増えていき、やがて終わらせることができます。いつまでも抱えないできちんと終わらせることです。需要があれば後から追加の発注が来ますし、なければそこまでで終わりです。
大切なこと
・全体像をつかむ
・少しでも着手する
・全体の何割進捗しているのか常に把握する
・終わらせる
以上、本日の仕事術 全体像をつかむことの大切さを認識する でした。
