仕事術 手の届くところから小さく達成する | 特選街情報 NX-Station Blog

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本日の仕事術は手の届くところから小さく達成するをお届けします。

幼児期の体験であったり、学校だったりを思い出すと手に届くところにあるもので並べ替えたり、投げたりしながら遊び、そのうち何かを作って遊ぶとか、遊具を買ったりして複雑な遊びをして達成感を得ていたのではないでしょうか?

 

学業では試験や大会といった場で成績を残すことを求められてきましたが、予め決められたルールがあって導入のための練習や達成のためのテクニックを教わる機会がそろっていたと思います。コンピューターゲームのつくりもとても親切でチュートリアルが付いているだけでなく、失敗をフォローし小さな達成を体験させてくれてゲームの世界にのめりこめるように開発されています。現実の生活においても学習塾や習い事のサービス化が進んでいるので直ぐにそれなりにできるようになりますが、それが当たり前だと思っていると最初の試行錯誤や取捨選択を自分で行って知識の身に着ける能力が育ちません。

 

最初はなかなかうまくいかないことがあること、やりがいや成長を感じられない時期があること、計画通りにはいかないことを体験する機会が少なくなっています。

 

先日も職場がホワイトすぎて新入社員がやめてしまうといったニュースと労災事故で若手社員が無くなるというニュースが飛び込んできました。社会の仕組みがわかってくると採用がうまく回っている企業は達成困難な仕事が新入社員へ割り振られることはないと想像できますし、人手不足の業界なら長時間労働になったりスキルが不足していても重大な仕事を任されて取り返しのつかない事態が起きることも想像できます。

 

組織に余力がありコントロールの下で多少の失敗しても仕方がないと考えている場合、事業の種まきとして挑戦させてくれ、その事業を小さく失敗あるいは達成させて、試行錯誤を繰り返しながら大きく育てることに長けています。このような組織はさらに外も組織も成長します。停滞している組織では新規事業開発、新プロジェクトは大抵どの組織も失敗したり相当な困難な仕事とわかっていますから、数を絞って本命の事業であれば新入社員に体験させて失敗確率をむやみに上げたくないと考えます。

 

 

 

目標達成して喜んでいる人

 

仕事ではいきなり世界を変えようとか、世界一、日本一といった根拠のない目標を目指すのではなく、目の前にあって手の届くところにある仕事から小さく達成しましょう。自分にとっては容易くできることであっても、様々な理由でできない人がいて役に立つことができます。得意なことを複数組み合わせて日本一、世界一へつなげていくという手法であれば、少しの優位を掛け算で多くすることができます。同じ時間で平均よりも3割増し位よくできることを3つ組み合わせて倍増を目指すと強みになります。(1.3×1.3×1.3=2.197)

 

ところで、近年は様々なニュースやSNSで流れる成功者の情報を手に入れられるようになって自分でもできるという全能感を持ちやすいので私は気を付けています。常に情勢は変化しているので成功体験の盛られた話を聞きかじって事を起こすと失敗すると思います。

 

以上、仕事術 手の届くところから小さく達成するでした。