本日、リアルイベントとして開催されたアイロボットジャパン新製品「Roomba Combo j7+」プレス発表会をレポート します。
今日11月1日にルンバの新製品が発表されました。発表会場には大きな風船に入った新製品の玉子がこの世に生まれるのを待っているかのようでした。
アイロボットジャパン合同会社 社長 挽野元氏から発表会の挨拶に続いて、掃除機、ロボット掃除機市場におけるルンバの動向について説明がありました。
積極的なマーケティングを展開中のRoomba i2が全クリーナー市場で販売台数2位にランクイン、ロボット掃除機カテゴリの中で台数シェア24.7%と4台に1台と売れています。
2022年のクリーナー市場におけるロボット掃除機カテゴリの成長率+14.7%を超えるiRobotの43.6%と大きく伸びています。ロボット掃除機の台数シェアについても2021年の65%から2022年の72%と拡大しています。
高価格帯と普及価格帯に商品展開をしたことでルンバが拡大しています。
米国のマサチューセッツに在宅のiRobot創業者・会長のコリン・アングル氏をオンラインで結びました。
2019年にクリーンベースを採用したRoomba i7+を発表した時以来になります。
多くのテクノロジーデバイスについて、携帯電話もかつてはハードウェアが主流でした。
スマートフォンになって、ソフトウェアへ移行して世界が変わりました。
ロボット掃除機もかつてはハードウェアが主流でした。
新しいロボット掃除機はソフトウェアの移行で世界が変わります。
iRobot Geniusから、iRobot OSへ。
発売に伴いソフトウェアとアプリ機能を実装した「iRobot Genius」はさらに便利な機能が追加され、「iRobot OS(アイロボット オーエス)」と名称を変更します。iRobot Home アプリを利用するすべてのユーザーに提供を開始します。
iRobot OSのフル機能はiRobot Homeアプリを介して使えるようになります。対応するスマホの要件はアプリストア App StoreまたはGoogle Play から確認できます。
ペット、コントロール、ファミリーの3つの視点からiRobot OSで強化された機能の説明がありました。
アイロボットは、ユーザーのデータプライバシーを尊重します。お客様のデータを暗号化して安全に保護しており、収集した情報はお客様の清掃体験とロボット性能の向上のためだけに使用されます。また、お客様のデータセキュリティに対する取り組みとして、アイロボット製品はTUV認証を取得しています。
2in1タイプのロボット掃除機には課題がありました。ブラシとモップを自動で切り替える機構、汚れたモップでカーペットを汚さないようにカーペットで浮かせるとしたらどれくらい浮かせればよいのか?
ここまで説明のあった後、コリンさんも法被を着て、1、2、3の掛け声でRoomba Combo j7+のお披露目の儀式が行われました。
「ルンバ コンボ j7+は、iRobot OSの知能と美しく設計されたハードウェアを完璧に融合させ、ラグやじゅうたん、フローリングを毎日清潔に保つことができる、他に類を見ない2in1モデルです。このロボットで世界中のユーザーが自身の生活をもっと豊かに楽しんでいただけると自負しています。」とコメントしています。
2014年にブラーバ380jを発売して以来、日本中で愛されるブラーバ。裸足で生活する日本において床拭きロボットの市場をリードしています。
水拭きできる、ルンバの新発明。掃除機&床拭きロボット ルンバ コンボj7+
水拭きで湿ったモップパッドを天面まで持ち上げる世界初、アイロボット独自の機構であるパッドリフティングシステムを搭載しました。カメラと3つのフロアセンサーを使って床を認識、ラグやじゅうたんを吸引する際はモップパッドを完全に天面にリフトアップして清掃するので濡らしません。
インテリアにマッチするデザイン。
クリーンボタンを押すだけで、難しい操作なしに掃除ができるルンバ、Roomba Combo j7+も同じです。
回避できるものとしてコードやケーブル、ヘッドフォン、ペットの排泄物、靴やスリッパ、靴下、ファブリック、衣服に加えて、今回新たにリュックサック、ペットの食器、猫用トイレ、ペットのおもちゃ(ボールやロープなど)、クリスマスツリーも回避できます。
オペレーションシステム iRobot OSについて詳しく説明します。
ロボット前面に搭載されたカメラが目の前にあるコードやペットの排泄物などの障害物をリアルタイムに識別して回避、散らかった床でも掃除することができるPrecisionVisonナビゲーションを搭載しました。
以前のルンバではお掃除する前に床を片付けないとルンバが通れない、無理に動作させるとケーブルが絡んでエラーで止まったり、スリッパをとんでもないところに運んでいたりしました。ルンバを稼働させずにお掃除をお休みするサボリもユーザーあるあるだと思います。認識・回避できる障害物が増えて、お掃除できるところだけ掃除できるようになることに期待大です。
2022年11月1日時点の認識して回避できる障害物はスライドの通りです。ユーザ参加型AIでルンバが賢くなります。iRobot Homeアプリを通して清掃へのフィードバックを収集し、障害物の認識能力が向上していきます。
ユーザーが任意でフィードバックするユーザー参加型AIロボットになっており、物体の認識が日に日に進化します。
世界中のユーザーからのフィードバックをもとに学習と進化を続ける、世界シェアナンバーワンのアイロボットならではの技術と考えています。
清掃モードとして掃き掃除のみ、拭き掃除のみの設定が可能です。水拭きをしたくないエリアについては拭き掃除禁止エリアを設定可能です。
先月よりRoomba Combo j7+の販売をスタートしている欧米では立ち上がりがよく、メディアの反響も多くありました。
1度の清掃で床やカーペットが混在する環境でも自動で清掃を行える画期的な製品です。
パワフルな清掃力に水拭き機能を搭載しました。
1.エッジクリーニングブラシ、2.ゴム製デュアルアクションブラシ、3.パワーリフト吸引、に4.拭き掃除機能が加わりました。
水拭きが可能な床面を自動検知し、ゴミを吸引しながらアームで圧をかけてしっかり水拭きをし、短時間で効率的に清掃します。掃除機がけと拭き掃除を同時にするので、短時間で清掃が完了します。拭き掃除まで手早く済ませたい人におすすめです。
ルンバが掃き掃除、ブラーバジェットが拭き掃除と連携動作させると、きれいになるまでのロボットの動作、駆動音や壁に当たる音が特に気になったのですがそれが短くなるのでいいですね。
ダスト容器と水拭き掃除用の給水タンクを一体化したことにより、Roomba Combo j7+はRoomba j7+と同じサイズで水拭き機能が内蔵されました。タンク容量は210mlです。
アプリで水量の多い/少ないを設定できます。
簡単メンテナンスでより便利に使いやすく、以前のブラーバのようにロボット本体を裏返す必要もありません。
モップパッドはアーム部分がルンバの上部に持ち上がるようになっているのでパッドの着脱がしやすいです。
Roomba Combo j7+はクリーンベースに対応しており、掃除が完了するとルンバ本体のダスト容器のゴミはクリーンベース内の紙パックへ排出されます。7割のお客様がクリーンベース付を選択されています。最大1年間ゴミ捨ていらずです。
クリーンベースになって以前のルンバで毎回ダスト容器をきれいする手間がなくなって毎日続けて稼働させやすくなりました。聞きながら考えたのですが給水もクリーンベースからできるようになったらいいですね。
掃除機&床拭きロボット「ルンバ コンボ j7+」は11月11日(金)よりアイロボット公式オンラインストア(https://store.irobot-jp.com/)、全国のアイロボット認定販売店(http://www.irobot-jp.com/shop/index.html)において販売します。本日より予約を開始します。
日本の都市部の住宅ではリビングにルンバとブラーバを置くにはちょっとという方にはRoomba Combo j7+をお勧めします。
引き続きRoomba j7、Brava jet m6も販売されます。Roomba Combo j7+では最新のルンバの性能に加えて、より省スペースで低コストで、短時間に掃除機掛けと水拭きができ、日々の清掃が格段にレベルアップします。
投影のラインナップのスライドは上の通りです。今回発表のRoomba Combo j7+はRoomba j7+の上位モデルに当たります。詳しい機能比較は購入候補の製品に絞ったり、違いのみ表示させられるオンラインストアのWebページが便利です。
「ルンバ コンボ j7+」は掃除機と水拭き機能を搭載した、アイロボットが初めて国内市場に提供する2in1モデルです。ルンバに水拭き機能が追加されたことで、1台のロボット掃除機でより効率的な掃除体験を提供します。
■製品概要
製品名 掃除機&床拭きロボット ルンバ コンボ j7+
アイロボット公式オンラインストア価格 159,800円(税込)
主な付属品 クリーンベースR、クリーンベース用電源コード、交換用紙パック(1個)、交換用フィルター(1個)
交換用エッジクリーニングブラシ(1個)、マイクロファイバーモップパッド(2枚)、床用洗剤(4回分)
発売日 2022年11月11日(金)
製品URL https://www.irobot-jp.com/roombacombo/j9/
旧URL https://www.irobot-jp.com/roombacombo/
この後、Roomba Combo j7+のデモの実演の様子、製品レビューもアップしますので特選街情報 NX-Station Blogの記事をお楽しみに!