仕事術 勝ち組のプロフィールを逆算して経験を積む | 特選街情報 NX-Station Blog

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今日から大学共通テストが2日間(土・日曜日)の日程で行われています。本日の仕事術は 勝ち組のプロフィールを逆算して経験を積む をお届けします。

 

ビジネスパーソンのゴールを自分の意志で社会を変える経営することとするなら、勝ち組は社会的な影響力のある地位である上場企業の役員であることは異論はないと思います。今回の話には、政治、行政、学校・医療・福祉のように経営よりも活動自体で社会貢献しようという人たちは含めていません。

クリップボードを持って何かをメモしているスーツを着た男性のイラスト

 

上場企業の役員のプロフィールを分析するといくつかのパターンがあることがわかります。非上場の企業の情報は入手しにくいですが有名な会社の著名な経営者はメディアにも出てくることが多く同様に分析可能です。

 

学歴

・旧帝大系、海外の著名大学の出身 → 社員数の多い企業

・私立大学 → 創業家

・大学を卒業していない → IT系の創業者

 

職歴

社員数の多い企業 → 社長:花形事業部、海外や営業部門の経験、経営企画部門の経験

              役員:特定の事業部で昇進、子会社等の役員を兼ねるケースも見られる

              社内カンパニー制をとっている会社の場合には、売上・利益の大きな組織の長になることが有利。就職活動の際には、その会社で上り詰めようとする場合には生え抜き役員と外部出身役員の比率をチェックして、自分のキャリアを成長事業に合わせていく必要がある。売り上げの海外比率が増えている会社に海外営業を志望して入社するとか、事業転換中の会社の主力事業へ異動するといったことを将来を見越して行動する。伸びる会社や事業を見極めるのはコロナ禍の航空・運輸、旅行業界のように事業全体が毀損する変化が起きることがあるため、予想することは大変難しい。年功型や目標設定・成果報酬型からジョブ型の体系に変更しようとしているため、複数の希少職種に関するスキル・経験があると高年収を得やすくなることが予想されている。従来から日本では業種ごとに年収バンドがあり、その影響を受けやすい。

 

参考リンク:

業種別の給与階級別分布 [国税庁]

 

 

 

社員数の少ない企業 → 規模の拡大ができていないか、しようとしていない企業です。いわゆる中小企業では慢性的な人で不足で社員が定着しないとか、社長と創業メンバーが役員を占めていて役員との人的なコネクションがないと役職に就けない会社が見られます。経営者の側からしたら、よくわからない人に影響されたくないと考えるので自然なことだと思います。経営陣の利益追求が行き過ぎると従業員を使い倒すブラック企業経営をすることなります。話題にならない多くの中小企業は、大きな問題もなくニュースになるようなこともなくても地域に根差して地道に事業をしています。しかし、代々家業を守れればよいという傾向があるのでビジネスパーソンのゴールが自分の意志で社会を変える経営することとしている人は絶対に選んではいけない会社です。

 

創業家 → 社員として子供を入社さて、役員へ昇進。上場後の場合には企業内の一般採用の社員、特に役職者と同等の学歴があり、一定の成果を上げてから役員につける傾向がある。創業家の方針に共感していて、自分もその中に入りたい人向き。人脈、人柄を重視する人でなければ避けた方が無難。自分一人の実力でのし上がろうという人には不向き。

 

IT系の創業者 → 進学しなかったり、在学中に起業して中退してしまうことが語られる。お小遣い稼ぎからいろいろな商売をやってみて、会社を始めて、規模が大きくなって上場を果たした会社の社長が有名になっている。IT系は参入障壁が非常に低いため、チャンスが沢山転がっている。スティーブ・ジョブズの大学中退の逸話は広く知られている。日本のIT企業の創業社長は大学だけでなく、高校の中退もある。そもそも起業しているので他者に採用されることがないため学歴は関係ないといえる。日本の新卒一括採用だといわゆる学歴フィルターがかけられる。人事部門が採用権限を持っている会社では、特異な人を採用することが非常に困難である。社員の同質化を求めていて、問題を起こしたり、会社になじまずに辞めてしまうことを極端に恐れている。

 

ドイツのように起業して資金を集める際に大学の後押しが強く影響している国もあります。日本も大学発のスタートアップがそれなりにあります。また、起業当初は知名度がなく人材を集めることが難しいため、大学の友人と起業するというケースがそれなりにあることやリファラル採用を考えると同じ志向を持った人が集まっている大学に進学することは役立つといえます。

 

参考リンク:

調査で浮き彫りになった、ドイツのスタートアップ/ベンチャーの実像:第28回
PwC・ドイツスタートアップ協会「ドイツスタートアップモニター2021」より

 

転職、他社に就職後に起業 → 商社、リクルート、GMO、サイバーエージェント、P&Gなど経営者を生み出している起業に就職後に、家業を継ぐ、起業あるいは子会社を設立してスタートアップする。入社後すぐに事業責任者として任せられるような厳しさがある会社で数年の経験をして、自分で事業を始める。経営や上場を経験するために戦略的に数社を渡り歩いてから、起業する人も見られる。日本では社員数が多い大手製造業であるがそれらの出身の社長は少ない。個人的な感覚であるが年功序列の傾向が強い企業に長く在籍すると起業家精神が失われるように思われる。相応の報酬や権限が与えられる仕組みになっていて、自分で起業しなくてもよく感じるようになっている。

 

 

仕事術 勝ち組のプロフィールを逆算して経験を積む でした。