KTV-FSUSB2のファームウェア書換えメモです。KTV-FSUSB2のファームウェア書換えには先人の知恵の結晶を使わせていただきました。ほぼReadmeのまま成功しました。
FSUSB2(K1102)のファーム書き換え用ツール詰め合わせ(WinUSB Driver 1.9ベース).ZIP
fwtool.exe
vcredist_x86_9.0.30729.4148.exe
quickbe.exe
KTV-FSUSB2.pat
WinUSB Driver1.9フォルダ内 ktv-fsusb2.inf
KTV-FSUSB2のファームウェア書換え手順(Windows7環境)
(1)本体を改造する。
(2)本体をUSBに取り付ける。
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」→「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」→「ディスク使用」でWinUSB Driver1.9のフォルダ内のktv-fsusb2.infを指定「Windows セキュリティ」の警告画面が出た場合は「このドライバーソフトウェアをインストールします」を選択
※デバイスマネージャの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」に「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」として認識していることを確認する。
(3)外ROM無効化
fwtool.exeを起動して表示されている文字列を選択して「開く」を押す
-----------------------------
FW Read開始
妨害有
Firmware:CRC32:B8FAB157
完了
-----------------------------
と表示されていることを確認して「外ROM無効化」を押す
-----------------------------
FW Write開始
0000:00
完了
-----------------------------
と表示されたことを確認してから「閉じる」でfwtool.exeを終了
(4)本体を一旦USBから取り外す(取り外してから10秒以上待つ)
(5)4までの手順を終わらせた本体(外ROM無効化したFSUSB2)をUSBに取り付ける。
→「USBヒューマンインターフェイスデバイス」(Win7は「USB入力デバイス」)として自動的に認識される。
(6)ドライバの更新
デバイスマネージャの「ヒューマンインターフェイスデバイス」から
「USBヒューマンインターフェイスデバイス」(Win7は「USB入力デバイス」)のドライバを更新する。
USBマウスを使っている等の理由で「USBヒューマンインターフェイスデバイス」(「USB入力デバイス」)が複数ある場合はプロパティの「詳細」→「ハードウェアID」が「USB\VID_EB1A&PID_2874&REV_0100」のデバイスを選んで「ドライバ」タブ→「ドライバの更新」からドライバを更新する。
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」→「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」→「互換性のあるハードウェアを表示」一覧から「EEPROM Writer (KTV-FSUSB2N)」を選択する。
(一覧に「EEPROM Writer (KTV-FSUSB2N)」がない場合は「ディスク使用」で2のフォルダ内のktv-fsusb2.infを指定)
「Windows セキュリティ」の警告画面が出た場合は「このドライバーソフトウェアをインストールします」を選択する。
ドライバの更新に成功するとデバイスマネージャの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」に「EEPROM Writer (KTV-FSUSB2N)」として認識される。
「詳細」タブの「ハードウェアID」は「USB\VID_EB1A&PID_2874&REV_0100」である。
(7)本体ファーム書き出しを行う。
fwtool.exe起動
-----------------------------
FW Read開始
外ROM無効 [0]=26でFile書出推奨
Firmware:CRC32:69781456
完了
-----------------------------
と表示されているのを確認して「File書出[0]=26h」を押す→名前をeeprom.binにして「保存」する。
#必ず「File書出[0]=26h」を使う
書き出し後「FileWrite完了」と表示されたことを確認してから「閉じる」でfwtool.exeを終了する。
(8)書き出したeeprom.binのハッシュをチェック
#ハッシュをチェックするツールは検索して適当なものをダウンロードして使うこと
CRC32:A0DDB707
MD5:560FCD23DB10B5CDC4FDCD057F0C5602
SHA1:E65C66A262D33507E704D88B123FC1E423E0BF34
(9)パッチ適用
上で書き出したeeprom.binとパッチファイル(KTV-FSUSB2.pat)を同じ場所に置いてQuick Be起動する。
「ファイル」→「パッチファイル実行」→パッチファイル指定→「実行」
成功すれば「パッチの実行 - ファイルの書換が完了しました。」と表示される。
標準設定ではbackupというフォルダにパッチ適用前のeeprom.binも保存される。
(10)本体ファーム書き換え
パッチを適用したeeprom.binをfwtool.exeと同じ場所においてfwtool.exeを起動する。
→「Original書込」が有効になっているので「Original書込」を押す
-----------------------------
無変更Firmwareを書込
FW Write開始
…
完了
-----------------------------
と表示されればeeprom.binの内容を本体に書き込み成功である。
※書込みには少し時間がかかる(プログレスバー2.5回分程度)ので注意する。
(11)10の書き込みに成功したら「Patch書込」が有効になるので続けて「Patch書込」を押す。
Patch書き込みが終われば「閉じる」でfwtool.exeを終了して本体を一旦USBから取り外す。
(12)ファーム書き換え済み本体をUSBに取り付ける
デバイスマネージャの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」に「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」として認識する。
「詳細」の「ハードウェアID」が「USB\VID_0511&PID_0029&REV_0100」になっていることを確認する。
(13)最終チェック
fwtool.exe起動
-----------------------------
FW Read開始
Firmware:PatchV2適用済
完了
-----------------------------
と表示されればファーム書き換え成功である。
以降改造済み本体としてBonDriver_FSUSB2NやTVTest等が使えるようになる。
FSUSB2N
http://tri.dw.land.to/fsusb2n/
■恵安 フルセグ・ワンセグTVチューナー KTV-FSUSB2 関連記事
KTV-FSUSB2 (S/N K1108)を改造しました
KTV-FSUSB2 レビュー
KTV-FSUSB2 (USB接続 フルセグ&ワンセグチューナー)